「好きこそ物の上手なれ」とは

自分の好きなことは、嫌にならずに熱心にやるので、自然とうまくなる

という意味の諺ですが、私の知り合いにこれを地で行く女性がいます。

この女性、仮にMさんとしますが
Mさんはお菓子作りがとても上手な人でした。

お菓子、といってもMさんのレベルは非常に高く
お店で買ってきたかのような
見た目も味も素晴らしい焼き菓子やケーキ、タルトなどを
よく皆にふるまってくれていました。

お菓子作りの基本はきっちりした材料の計量から、という時点で
私などはハダシで逃げ出さざるを得ませんが
そうした生真面目で正確な作業の積み重ねで完成するMさんのお菓子は、
確かにとても美しく美味しいものでした。

当時、Mさんのお菓子を食べた人たちは皆
「自分でお店を持つべき」とMさんにすすめていましたが
実はMさんには
「アメリカで本場の焼き菓子を学びたい」という夢がありました。

初めてこの計画をMさんから聞いたときは、
「お菓子の本場はフランスでは?」というシロウト考えが頭をよぎり
意外な感じがしたのですが、
Mさんはアメリカの焼き菓子の素朴な風合いを、昔から好んでいたのだそうです。

そして事務の仕事をしながら英語も学び、お金を貯めたMさんは
NYの製菓学校に行きました。

時折もらうメールからは、NYで頑張っている様子が伝わってきて
皆、Mさんが腕をあげて帰国するのを心待ちにしていたのです。

製菓学校を2年で卒業して、日本でパティシエになるというのが
渡航前のMさんのおおまかな計画でした。

ところがです。

卒業間近のある日、Mさんは学校の先生に呼ばれます。

そして「このままアメリカで働いてみないか?」というオファーを受けるのです。

それは以前から、Mさんの丁寧な仕事ぶりと腕前を認めていた学校側からの
就職先のオファーでした。

当時、製菓のクラスで日本人はMさん一人しかおらず
Mさんいわく

「日本人なら普通のこと(きちんとした計量や教わった通りの作業)も
他の国の人から見ると、特別なことに見えるみたい。だからラッキーだった。」


と語っていましたが、Mさんは2年間、授業を休まず、遅刻もせず、
作業後は綺麗に後片付けをする・・・という
他の生徒にはない日本人ならではの生真面目さで、クラスでも目立っていたようです。

とにかくこうして思わぬところからオファーを受け
Mさんは今もNYのレストランで、パティシエとして働いています。

自分の好きなことをコツコツと、一生懸命積み重ねた結果
普通の人ではなかなか実現できないようなことを、Mさんは実現してしまいました。

まあMさんの夢は、本当は海外就職ではなく
最終的に自分のお店を持つことなのですが、それもいずれきっと叶うはずです。

どんなことでも続けていれば、思わぬところから道が開ける
という、いいお手本のような実話です。

 


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