日本人のペットトリマーは特に仕事が細やかで丁寧ということで
海外の、特に富裕層の間で認められつつあるようです。

主な仕事先はアメリカ、そして最近急速にペットトリマーの需要が拡大しているのが
中国と香港だそうで、特に中華圏では
富裕層の間でペットを飼うのがブームになってきており
それにともなって腕の良いトリマーの需要もふえているとのことです。

現在、海外で活躍している日本人トリマーさんは
ほとんどの場合、日本の専門学校で技術を学び
日本の店舗で経験を積んでから海外に出る方が多いようです。

一般的に欧米人のトリマーさんに比べて
手先の器用さと仕事の正確さで重宝される日本人トリマーさんは
特にチップ制度のある国では、お客さんからのチップだけでも
なかなかの収入になることもあるようです。

加えてどこの国でも、
自分のペットにはお金を惜しまない飼い主さんが大勢いますので
腕を認めてもらえれば、独立、開業する道も見えてくる可能性があります。


しかし優秀なトリマーとして海外で活躍するには
やはり第一に動物が好きであることと、トリミング技術に加えて
新しい環境に進んで飛び込む冒険心も必要です。

というのも寿司職人や、カジノディーラーに比べると
未だ海外へ出るルートは確立されているとは言いがたく
仕事探しは、基本的に現地での飛び込み面接という場合も少なくないようなのです。

そして労働ビザで合法的に長期間働きたいと思えば、
雇用主にとって必要な人材であることを認めてもらわなければなりません。

ただし一度採用されて、
そこで日本人トリマーならではの仕事ぶりが評価されれば
その先は紹介や引き抜きで、良いポジションにステップアップしていくことも
充分あり得ることのようです。

少し前に見たドキュメンタリーでは
東北出身の女性が香港の店舗でキャリアを積み、その後ハワイの店舗に移る様子が
放映されていました。

自分が旅立つ前に、
香港のスタッフたちに技術をレッスンする様子も描かれていましたが
左右対称、切り口を美しく整える、犬の個性を生かしたカットなどなど
一流ヘアサロンの美容師にも劣らないほどの技術をお持ちのトリマーさんでした。

その様子を見ていて、これは腕次第で世界を飛びまわれる、
やりがいの大きな仕事に思えました。

もう一つ、この入り口の困難さが少し緩まるという意味では
ワーキングホリデーで現地に渡り、トリマーとして働くという道もあります。

とはいえこの方法は、すでに日本である程度トリマーとしてのキャリアを積み、
英会話も仕事がこなせる程度は準備をした上でないと
現地で語学学校に通ってそれから・・・というのでは
実際に働ける期間が短すぎて、
その後に繋がる可能性は低くなるかもしれません。

技術とセンスで打って出るという意味では、美容師さんと似ていますが
美容師さんに比べて絶対数が少ないという点が、ねらい目だと思います。