いざ飛行機を降りたつと、そこは初めての異国でした。

案内看板、アナウンス、人々の顔、話す言葉・・・
すべてが異国で、心の奥底から「英語の国に来たんだ」という実感がわき、
なんとも言えない興奮がありました。

貸切のバスに揺られて1時間ほど走ったころ、
平屋の大きな建物、私たちがお世話になる学校が見えてきて、
青い目、緑の目、茶色い目、金髪、茶髪、赤毛の生徒たちが
私たちを迎えてくれました。

今はどうか分りませんが、その頃のオーストラリアでは
日本はオーストラリアの主要貿易国として重要視されていて
公立高校の必須科目として、日本語の授業が取り入れられていました。

そのおかげで、生徒たちは皆、片言の日本語を話せるし、
私たちもにわか日常会話を駆使することで、
日常生活は100%とは行かないまでも
70%くらいの意思疎通は可能な、
初めての海外体験としては比較的ラクな環境でした。

今思えばこのことも、私が英語に対して
必要以上に苦手意識や恐怖心を持たずに済んだ要因だったかもしれません。

学校での歓迎会が終わると、
日本側の生徒たちはそれぞれステイ先の家族にともなわれて
家へと向かいました。

初めはかなり緊張していたものの、
実際にはホームステイ先の日常会話で、
あまり困ったことはありませんでした。
(それよりも、この家の庭先を
普通にワラビーが駆け回っていたのにビックリでした^^;)

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窓をあけたらコンニチハ(wikipediaより引用)

というのも、それは下準備のおかげで
例えば、ステイ先のファミリーから説明や質問を受けるであろう事柄、
シャワーの使い方や、食事の時間、休みの日に行ってみたい場所はあるか、
食べ物の好き嫌い、自分の家族のこと・・・
といった、予測される会話は、行く前から予習をしておいたのです。

これは、これからホームステイに行かれる方にも
ぜひ心がけていただきたい下準備です。
やはり生活にかかわる事柄は、やはりなるべく正確に意思疎通をした方が
あとあとのトラブルが防げると思うからです。

特にオーストラリアは日本と違い、水が大変貴重なので
シャワーの使い方には配慮するようにと、学校からも指示を受けていました。

そうやって最初に生活のベースの話がきちんと分かり合えれば、
あとはもうお互いの興味があることを、身振り手振りを交えて話すだけでも
案外楽しくやっていけるものだと思います。