「あなたと決めたら今週中に連絡します」
と老婦人から言われて3日目。

まだ電話は来ません。

同室の女の子によると、
ローカル新聞に
よく貸しアパートの情報が載っているというので
とりあえず賃料の相場を知るためにも
ニューススタンドに新聞を買いに行きました。

理想を言えば、
こんなロンドンの中心地にあるフラットで一人暮らしがしたい。
インテリアもお洒落にしたいし、
映画とかライブにも中心地に住んでいれば、すぐ行けるし・・・

などと思って新聞をめくってみても
ロンドンの賃料は東京以上に高く、
14平米くらいの狭いフラットでも
10万円を切るような物件は一つもありませんでした。


また安いのは安いなりで、
清潔な家になれている日本人には厳しかったり、
治安に問題のあるエリアだったりするのです。

「ああ、やっぱりあの老婦人のところがいいなあ」

見れば見るほど、そんな気持ちが湧き上がってきます。

サイアクの場合、しばらくここから学校に通うことになるかもしれません。

その場合、やはりドミトリーでは集中して勉強するのは難しいので
フロントにシングルの空きがあるか、確認してみると、
「明日から一部屋空くかもしれない」
というので、空きが確定したら移りたいと伝えて
その足で昼ごはんを食べに行きました。

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ソーホーの風景(wikipediaより引用)

何だか中華が食べたくなって、
中華街があるソーホーまで足を伸ばし
7ポンド(約1000円)で食べ放題の中華をたらふく食べたあと、
中国雑貨の店で、軽い布製のシューズを一足買い
夕方に宿に戻ると、フロントの女性が
「Oh,You’ve got a call.(あなたに電話がありましたよ)」
と私に渡してくれたメモには、Mrs.Mという名前がありました。

「やった~!!!」

電話はまさしく私の待ちわびた、あの老婦人「Mrs.M」からのものでした。
こうして運にも大いに助けられ、
私は何とかリッチモンドでの住居を見つけることができました。