ホワイトカラー シーズン3 第2話より:

my hands are tied
どうにも出来ない


ローランド家の遺言偽装事件は、孫のサバンナが誘拐されるという
新たな展開を見せる。

そして誘拐犯がサバンナの身代金(ransom)として要求してきた額は
息子たちが受け継ぐ現金資産とぴったり一致することから
誘拐犯は遺言書を見ている人物だと推測されるのだった。

今回のセリフは、ローランド家の「本物」の遺言書の行方を追ってたどり着いた
ある本が保管されている博物館の職員と、ピーターの会話で
この本は大変貴重な本であり、厳重なセキュリティで守られているため
勝手に中を見ることは出来ないという職員とのやり取りです。

Mr.Roland left the book with very specific instruction.
ローランドさんのご指示で、本は厳重に管理されています。(職員)

(中略)

It cannot be tampered with in any way.
勝手にはいじれません。(職員)

Listen to me, Felix.
聞いてくれ。(ピーター)

This book may have implications in a kidnapping.
この本には児童誘拐の手かがりがあるかもしれないんだ。(ピーター)

Oh, I’m sorry to hear that, but you don’t understand.
ああそれは…大変お気の毒ですが、ご理解ください。(職員)

I wish I could help you, but my hands are tied.
力をお貸ししたいのは山々ですが、どうにも出来ないんです。(職員)


specific「明確な、具体的な、特定の」。

instruction「指令、指図、教え、命令、(機械等の)取扱説明書」。

tamper with~「~を改ざんする、~をいじる、~を勝手に変更する」。

implication は imply「暗示する、(何かの意味や情報を)含む、ほのめかす」が
名詞形になったもので、
今回の場合は「(誘拐を)暗示する何か、それに関する情報」=「手がかり」となっています。

そして my hands are tied は直訳すると「私の手は縛られている」、
すなわち「出来ることは何もない、どうにも出来ない」という意味のイディオムです。

この本は一時間に1ページずつ、機械でページをめくられるという仕掛けで
ピーターとニールが見たいページは273ページ目。

外気でさえも紙を傷める元だとして、ガラスケースに密封されているため、
ケースから出してページをめくるなどとんでもない、また数日経ったら来てください、
という職員に、思わずため息をつく二人です。

私の英語リスニングの相棒です

nullこの英会話例文コーナーでは、私自身が色々な英語番組を見ながら、役に立ちそうなフレーズ、気に入った英会話例文などをご紹介しています。
主にドラマ、映画、ドキュメンタリーなどから活きたフレーズを拾うよう心がけていますので、教則本にあるような味気ない文章ではなく、本当に今からすぐに使えるフレーズばかりです。

ただしそういった英語番組では通常、英語字幕はありませんので、フレーズは全て私自身の耳で拾っています。

そして、その書き起こしを陰で支えてくれているのが「リスニングパワー」です。

「リスニングパワー」は、従来の会話文を聞いて耳を慣らすという方法ではなく、英語と日本語の周波数に注目し、英語を聞き取りやすい耳を開発するというコンセプトで作られたリスニング教材で、これは英文を暗記して覚えるようなものではなく、日本人が英語を正確に聞き取れない最大の要因である「英語にあって日本語にない音の周波数」を聞き取る訓練をするというものです。
その最大の特徴は2~3週間という短期間でも効果を得やすいことです。
そのためハリウッド進出を果たした多くの日本人俳優・女優さんの間でも、英語力の強化法として「リスニングパワー」が採用されているほどです。

私自身、このコーナーのための書き起こしをする前に、5~10分ほど「リスニングパワー」を聞くようにしていますが、以前より正確に、より早く英文を聞き取れるようになったと思います。

私のリスニングパワー体験記はこちらをどうぞ >>

サンプル音声が聞ける、リスニングパワー詳細ページはこちらからどうぞ >>





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