ホワイトカラー シーズン4 第10話より:

upper hand
優位、優越、支配


仲間に協力を申し出たピーターを講演会場に残し
一足先に帰宅したニールは、
自分の部屋でモジーが何者かと言い争いをしている声を耳にする。

「侵入者がいるぞ!」と息巻くモジーをニールがなだめるシーンからです。

Okay, calm down.
分かったよ、落ち着け。(ニール)

I will calm myself when he’s given me a name.
こいつが名乗れば落ち着くさ。(モジー)

Not until you give me a name.
お前から名乗れ。(サム)

Might I remind you who has the upper hand in this situation?

この状況でどっちが優位なのか教えて差し上げましょうかね?(モジー)

Moz, this is sam.
モジー、サムだよ。(ニール)


calm down は「落ち着け」。

Might I~ は「~してよろしいですか?」ということで
May I~ をもっと丁寧にした言い方になります。

これは Can I~ と Could I~ の関係でも(Will と Wouldでも)、
やはり Could I~ の方がより丁寧という点で似ています。

それと同じ関係性が、May と Might にもあるんですね。

もちろんここでモジーがサムに Might I~ なんてバカ丁寧な言い方をしているのは
ギャンギャンに皮肉を込めているからです(笑)。

そして upper hand は「優位、優越、支配」ということで
日本語にも「一枚うわて」という言葉がありますが、それと似たニュアンスを感じる表現ですね。



ゆるく学ぼう!海外ドラマで英会話