ホワイトカラー シーズン4 第10話より:

piggyback
おんぶ、便乗


首尾よくピーターを騙し、彼のサイン入りの書類を手に入れたニール。

これで警察内部に潜む「黒幕」をおびき出すための第一段階が整った。

しかしここにもう一つ、おびき出した敵に最新鋭の追跡装置を着け
敵のアジトを割り出すという計画も加えてあり、
そのためにニールは、講演会で発表される最新鋭の捜査機器の中から
極小の追跡装置を盗み出し、それを利用しようと考えているのだった。

全てのお膳立てが整い、後はその追跡装置を入手するだけという段で
モジーがニールに状況を訊ねる場面からです。

So, do you have the tracker?
で、追跡装置は手に入れたのか?(モジー)

Not yet. Anderson’s gonna try to steal a different piece of technology from the conference…
まだだ。アンダーソンは俺とは別の物を盗む気だから・・・(ニール)

When that happens, I’ll seize the window of opportunity.
奴の犯行のドサクサに紛れて、俺は追跡装置を頂くつもりさ。(ニール)

Piggybacking on a fellow thief.
お仲間の仕事に便乗するってわけだな。(モジー)


seize は「つかむ、捕まえる」。

window of opportunity は「つかの間のチャンス、好機到来」ということで
イメージとしては、時間の流れの中に、ほんの一時現れるチャンスという感じです。

ずーっと目の前にある機会ではなく、
パッと見えたその時にサッと掴めないと永遠に逃してしまう、
そんな緊張感を含んだ好機を表しています。

だからニールも seize 「捕まえる」と言っているんですね。

そして piggyback は「おんぶ」という意味なんですが
ここでは Piggybacking on a fellow thief 「お仲間の泥棒におんぶする」、
つまり「お仲間に便乗する」という解釈になります。

日本語でも誰かに便乗することを「おんぶする」と言いますが、
それと同じような感覚ではないかと思います。



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