ブレイキング・バッド シーズン2 第8話より:

in the sack
寝ている


ところ変わって、ウォルターのドラッグビジネスが再開され
前科者となったジェシーにかわり、彼の仕切る仲間たちがメスを売り歩いている。

しかし売上金の集計の段になり、ウォルターが出荷したメスに比して
売上金が少ないことに気づく。

計算が合わないと言う彼に、ジェシーがその理由を説明する場面からです。

Don’t freak. We didn’t get ripped off.
落ち着けよ。俺らがごまかしてる訳じゃない。(ジェシー)

Badger hasn’t kicked in his full amount.
今回はバッジャーが全部をサバき切れなかったのさ。(ジェシー)

I know he’s planning on pulling an all-nighter, so he’s probably still in the sack.
アイツは徹夜で売り回っただろうから、多分まだ寝てるんだろう。(ジェシー)

Then wake him up.
では起こせ。(ウォルター)

He can sleep after we’re paid.
私たちに金を納めてから寝ればいい。(ウォルター)


don’t freak 「パニくるな、落ち着け」ということで
その逆に大騒ぎをしたりパニックに陥ることは freak out と言います。

rip(ped) off は「盗む、略奪する、ぼったくる」ということで
前にも出てきました。

kick in 「始まる、調子が出る、動き出す」。

ジェシーは hasn’t kicked in と言っていますので
「調子が出なかった=(仕事を)サバき切れなかった」という解釈になっています。

そして in the sack は「寝ている」ということで sack と言えば「袋」、
更に sack は「寝床」も意味することから「寝床の中=寝ている」となります。

この sack については、カンガルーの赤ちゃんが眠るお母さんのお腹の袋、
私はこれをイメージしてしまいます。

スヤスヤと快適に眠っている、そんなイメージです。

しかしウォルターからすれば、バッジャーが疲れているかどうかは全くどうでもよく
まずは売上金を回収しろという訳です。



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