ブレイキング・バッド シーズン2 第13話より:

~ be in order
~してしかるべき、~するに値する


ある朝目覚めると、ウォルターの息子が立ち上げた
父の手術のための寄付を募るホームページに続々と寄付が集まり出す。

いずれも少額だが、寄付を告げる音が鳴り止まない。

見知らぬ人たちからの寄付金の雨にジュニアとスカイラーは感激するが
ウォルターにはこれがソウルの差し金で行われていると感じられ、素直に喜べない。

そんな夫の表情を勘違いした妻・スカイラーが
もっと息子に感謝するよう促すシーンからです。

Total strangers gave us $490. Virginia, Minnesota, Montana…
全然知らない人たちが490ドルもくれたよ。ヴァージニア、ミネソタ、モンタナ・・・(ジュニア)

Look at this one. Vancouver. All the way up in Canada.
これ見てよ。ヴァンクーバーだって。カナダからだよ。(ジュニア)

(中略)

Isn’t this awesome?
これってスゴくない?(ジュニア)

That’s… that is something.
そいつは・・・それは大したもんだな。(ウォルター)

Don’t you think a little thank you is in order?
あなた、息子にありがとうって言うべきじゃない?(スカイラー)

Yes, absolutely. Thank you, son.
ああ、もちろん。ありがとうジュニア。(ウォルター)


awesome は「ものすごい、畏れ多い」といった意味で
口語では「すげえ、サイコー」という感じのスラングです。
(ドラマ「スーパーナチュラル」のディーンが本当によく使っている言葉です。)

be in order は「~してしかるべき、~するに値する」という意味で
ここでは、父のために頑張ってくれた息子に感謝すべきじゃない?ということですね。

人に何かをするよう促すような言い方って、他であまり見ないので
このスカイラーのセリフは参考になるなと思いました。
(ただ少し押し付けがましい感じかもしれないので、親しい間柄専用かもしれません)

他に be in order で思い出すのは、Sex and the City の1シーンで
タクシーでタバコに火をつけようとしたキャリーが、運転手に車内は禁煙だと咎められ
A cigarette is in order と返すというシーンです。

例によっていつもの4人組でアケスケな話をしている最中で
キャリーが「こんな話、タバコでも吸わなきゃ出来ないわ」と返すという場面で
彼女の言い方はちょっとエラそうと言うか、真似は出来ませんが
ドラマで見られる is in order のもう一つの例であります。



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