ブレイキング・バッド シーズン3 第6話より:

contingency
不測の事態、偶発的事態


ハンクがジェシーのキャンピングカーを探していることを知り、
ウォルターは慌てふためく。

それはハンクの読み通り、2人が“移動式ラボ”としてメス製造に使っていたものに違いなく
中古車として売り払ったそれをもしハンクが見つければ、
ジェシーのはもちろん、ウォルターの指紋もベタベタとついているはずであった。

そこでウォルターは弁護士・ソウルに何か良い手はないかと
連絡をするシーンからです。

Go. Get to it before the feds do!
行けよ。とにかくサツより先に車を見つけろ!(ソウル)

(中略)

I mean, where do I go to make an RV disappear? I’m not David Copperfield.
しかし、キャンピングカーなんてどこに隠せばいい? 私は手品師じゃない。(ウォルター)

(中略)


Did you not plan for this contingency?
こういう不測の事態のために何も備えてなかったのか?(ソウル)

No.
ああ。(ウォルター)

Well, next time, plan for it, would you!?
そうか、では次からは備えておいてくれよな!?(ソウル)

The Starship Enterprise had a self-destruct button.
エンタープライズ号にだって自爆装置はあるんだから。(ソウル)


RV は Recreational Vehicle(レジャー車両)の略で、
ここではキャンピングカーのことを指しています。

ウォルターのセリフ、I’m not David Copperfield の David Copperfield は
アメリカで大成功を収めているイリュージョニスト(手品師)のことで
このカッパーフィールドのショーは
それこそ車が消えるとか、建物が消えるといった大掛かりなもので
日本でも知られているセロとか、プリンセス・テンコーみたいなことをする人です。

そして contingency は「不測の事態、偶発的事態」という意味で
日常会話というより、ビジネスシーンでよく使われる単語の一つで
弁護士が出てくる海外ドラマなどでは

contingency (fee) basis
成功報酬制


という意味で、この単語を耳にすることがあります。

これは普段あまり聞くことはありませんが、
知っておかないと即座に意味が掴みがたい単語の一つだと思います。

最後のソウルのセリフに出てくる、Starship Enterprise 「エンタープライズ号」は
スタートレックに登場する宇宙船のことで、
確かに「スタートレック イントゥ・ダークネス」を見たときに
自爆装置の話が出てきたような・・・と思い、ニヤリとしました。


そういえば、カンバーバッチさんは最近婚約したというニュースがありましたね。


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