ブレイキング・バッド シーズン3 第12話より:

on the bubble
危なっかしい、(状況が)どう転ぶか分からない


ジェシーの毒薬を利用する復讐計画は、ウォルターに断られたものの
彼は復讐自体を諦める気はなく、さらに稚拙な方法で実行しようと
友人、知人の協力を求めて動いている。

しかしもしこの計画が実行されれば、ジェシーは逮捕される可能性が高く
そうなればウォルターやソウル、ガスのビジネスにも影響が及ぶことが懸念される。

そこで事態の悪化を懸念したガスの部下・マイクが秘密裏にウォルターの家を訪ね
ジェシーを諦めさせるか、事を起こす前に始末すべきだと進言するシーンからです。

No one knows I’m here. Understand?
俺がここに居る事は誰も知らない。いいな?(マイク)

But our employer would find out, like always.
だがガスはいずれ気づく、いつものようにな。(マイク)

And if Pinkman were arrested, he’d take it as a problem.
もしジェシーが逮捕でもされたら、ガスはそれを問題と捉えるだろう。(マイク)

(中略)

Now, I realise you two have a history,
あんたらの仲が浅くないことは分かる、(マイク)

but this kid’s been on the bubble a while now.
だがあの小僧はこのところ、どうも危なっかしい。(マイク)


on the bubble は「危なっかしい、(状況が)どう転ぶか分からない」という意味で
直訳すると「泡の上にいる」いつ弾けて落ちるか分からない、
不安定な状況を示しているんですね。

you two have a history は「あなた方二人には歴史がある」、
つまり「それなりに長い付き合いがある」ということです。

このマイクというのは、そこそこのおじいちゃんながら
殺人から死体の始末まで実に忠実に職務をこなす、ガスの右腕のような人物です。

いつでも冷静沈着で頭も切れるマイクの弱点(soft spot)は孫娘なんですが
マイクの家族は誰も彼の本業を知らず、どこにでも居る孫好きのおじいちゃんとして
世間の目を欺き続けている凄い人です。



ゆるく学ぼう!海外ドラマで英会話