ブレイキング・バッド シーズン4 第4話より:

warts and all
ありのままに、欠点も含めて包み隠さず


引き続き、ハンクらに裏金の出所を隠すべく、ギャンブルで大金を儲けたという
ウソのでっちあげ話を打ち合わせするウォルターとスカイラー。

作家志望のスカイラーが書き上げた渾身の台本を読むうち
ウォルターは自分が余りにもクズ野郎として描かれていることに気づき、不満を訴えるが
それをスカイラーに一蹴されてしまうシーンからです。

I’m weak, and I’m out of control…?
私は弱くて、自制がきかない・・・?(ウォルター)

I mean, this whole thing makes me look like crap.
これって、これじゃまるで私はクズ野郎みたいじゃないか。(ウォルター)

This has to be a warts and all story, Walt.
全てを包み隠さず話さなきゃ駄目なのよ、ウォルター。(スカイラー)

That’s how we’ll sell it, and we both look bad.
そうやって信じ込ませるの、私たちは二人とも悪者なの。(スカイラー)


warts and all は「ありのままに、欠点も含めて包み隠さず」という意味で
warts は「イボ、木のこぶ」、つまり「イボ(隠したい事)も含めて全部」となります。

we’ll sell it は直訳すると「私たちが売ること」ですが
それが転じて「彼らに信じ込ませる話」となります。

逆に人の話を信じる、話に乗るというのは buy (it)、
sell された話を buy するというわけで、何だかちょっと不思議な言い方ですが
相手に信じて欲しい、信じてもらった方が得をする話を売る、
聞き手も信じるべきか否かを品定めする、という意味で
そのあたりが商売と重なるイメージがあるかもしれませんね。



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