ブレイキング・バッド シーズン4 第7話より:

be under the impression that~
~だと思っている、てっきり~だと思い込む


いよいよウォルターとスカイラーの洗車場のオープン日が近づいてきた。

表向きはいそいそと開店準備を進める二人だが
この店の実態は資金洗浄の拠点。

ウォルターは今までに稼いだ現金を物資に紛れさせて次々と運び込むが
その余りの額の大きさに、スカイラーは驚愕する。

これから一年間に彼が稼ぐおよそ700万ドルの現金を
彼女は資金洗浄せねばならないが、洗車場ではとても処理し切れる額ではないと
うろたえるシーンからです。

I mean… there is no car wash in the world that could do this kind of business.
こんな・・・こんな額を扱う洗車場なんて、世界中どこにも無いわ。(スカイラー)

(中略)

Skyler, I didn’t ask you to do this.
スカイラー、私は君にやって欲しいと頼んではいない。(ウォルター)

I was under the impression that you had this under control.
てっきり君なら扱えるのかと思い込んでいたよ。(ウォルター)

I just didn’t expect this amount of money.
まさかこんなに多いとは思わなかったのよ。(スカイラー)


be under the impression that~ は「~だと思っている、てっきり~だと思い込む」。

しかしこの場面はウォルターがちょっと意地悪で、
それまで自分が幾ら稼いでいるのか、はっきりスカイラーに示さないまま
この瞬間を迎えているんですね。

スカイラーはここで初めて、なぜソウルがゲームセンターを推していたのか
(行き来する日銭が洗車場の比ではない)
洗車場ではなぜ駄目だと言ったのか、うっすらと理解したはずですが
ここがいいと強硬に主張したのは他ならぬ自分ですから、今更どうしようもありません。

ウォルターはこうなる前に彼女に助言も出来たでしょうが
離婚問題やら彼女の浮気騒動で、ガタガタしていたこともあり
ここで密かに彼女に仕返しをしているようにも思えるシーンです。


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