ブレイキング・バッド シーズン5 第3話より:

clear sailing
順風満帆、順調に物事が進む


ウォルターの新しいビジネスの詳細は、スカイラーには知らせていないが
彼女はそれとなく、夫の周辺で何かがまた動き出している事を感じている。

かつての夫とはどこか異なってしまったウォルターに対し、
スカイラーの不安は募るばかりで、先ず考えることは子供たちの安全であった。

そこで彼女は息子のジュニアを自分たちの環境と引き離すべく
彼の寄宿学校への転校を相談するというシーンからです。

Boarding school? For who… for Junior?
寄宿学校って? 一体誰の・・・ジュニアのかい?(ウォルター)

There’s this place in northern Arizona,
北アリゾナにある学校が、(スカイラー)

and it’s supposed to be one of the top ten in the country.
全米でもトップ10に入るところらしいの。(スカイラー)

He’s a year away from college. Why on earth would we do that?
大学進学まであと一年だぞ。一体どうして今そんな事を?(ウォルター)

I don’t know. I just thinking about the kids.
分からない。ただ子供たちのためを思って。(スカイラー)

(中略)

But there’s absolutely nothing for you to be afraid of anymore, okay?
もう何も怖がる必要はない、大丈夫だから。(ウォルター)

I mean, clear sailing from here on out. I promise.
つまりここからは順風満帆というわけさ。 約束するよ。(ウォルター)


boarding school 「全寮制の寄宿学校」。

Why on earth 「一体どうして」、これは「なぜ(why)」をより強調して
一体何だってそんな事を!?、どうしたって言うんだ??という感じですね。

そして clear sailing は「順風満帆、順調に物事が進む」という意味で
単語をバラして見ても clear「視界良好、障害のない」 sailing「航海」と、
意味をイメージしやすいですね。

このシーンでは、明らかにスカイラーは夫を不気味に感じているというか
本当は子供に危険が及ぶのが心配だから、寄宿学校へやりたいわけですが
それを正直に言えないくらい、ウォルターが得体の知れない他人のようで怖い・・・
という心情が伝わってきます。

いや~、本当にこんな夫は怖いでしょうね・・・。



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