ブレイキング・バッド シーズン5 第3話より:

beat oneself up
自分を責める、罪の意識を感じる


ウォルターの誕生日を祝うため、ハンクとマリーを招いた
ささやかなディナーの席上で、突然スカイラーの様子がおかしくなる。

やはり何か、自分が知らないところで恐ろしい事が起きているという予感が
どうしても彼女の頭から離れないのだった。

そうとは知らないハンクとマリーは、夫婦の間に何かがあると察し、
二人でじっくり話し合うことを奨め、その場をあとにする。

そしてウォルターとスカイラーが、
二人きりで改めてお互いの気持ちを打ち明けあうシーンからです。

Not just you. There’s blood on my hands too.
あなただけじゃない。私も罪を犯しているのよ。(スカイラー)

What blood? Beneke?
どんな罪を? テッドのことか?(ウォルター)

He’s in the hospital because of me.
彼は私のせいで入院しているんだもの。(スカイラー)

Because of what I did.
私がした事のせいで。(スカイラー)

Skyler, you can’t beat yourself up over this thing.
スカイラー、その事で自分を責めるのは違うよ。(ウォルター)

You didn’t set out to hurt anybody.
君は故意にやったわけじゃないだろう。(ウォルター)


blood on ones hands 直訳すると「血に染まった手」ですが、そこから転じて
「罪を犯している、(過去に犯した罪により)穢れている」といった意味になります。

これは物理的に手が血に染まるような、人に危害を加えた過去を指すこともあるでしょうし
今回のスカイラーのように、実際に自分が手を下した訳ではなくとも
テッドの体にダメージを与えた原因が自分にある、といった
間接的な結果を表すこともあると思います。

そして beat oneself up は「自分を責める、罪の意識を感じる」。

直訳すると「自身を殴る」ですから
これは「自分を責める」という意味がイメージしやすいですね。

set out to~ 「~するつもり、~しようとする」。



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