ブレイキング・バッド シーズン5 第6話より:

take a toll
損失をもたらす、大被害を与える


マイクはDEAの監視を外すため、弁護士のソウルを伴って
ハンクと同僚のゴメスに面会する。

ハンクらの尾行は違法行為である事を主張して止めさせるべく
ソウルの何でもありの交渉術が炸裂するシーンからです。

Well, gentlemen, we’re here to discuss your illegal harassment of my client.
さて皆さん、今日は私の依頼人へのあなた方の嫌がらせについて協議しましょう。(ソウル)

(中略)

Gomie, does that sound right to you?
ゴメス、お前にそんな覚えはあるか?(ハンク)

I have no idea what he’s talking about.
何の事だかさっぱりだな。(ゴメス)

Play it as cool as you like, Fonzie.
好きなだけクールに振舞うがいいさ。(ソウル)

But we all know you’ve been following my client day and night.
だがあんた達が私の依頼人を昼夜付け回していたことは明らかだ。(ソウル)

(中略)

Well, it’s disturbing,
それは不穏な事だし、(ソウル)

and it’s taken a toll on his mental and physical well-being.
依頼人に精神的にも肉体的にも損害を与える行為だ。(ソウル)

Your client looks fine to me.
あんたの依頼人は元気そうだけどな。(ハンク)

Well, some hurts only show on the inside.
そうかね、心の傷は目に見えないものさ。(ハンク)


harassment 「嫌がらせ、迷惑な行為、悩まされる」。

disturbing 「平静を乱す、不穏な、不安な」。

そして take a toll は「損失をもたらす、大被害を与える」ということで
take「取っていく、奪っていく」、toll「犠牲、損失、代償」ですから
ここではハンクらの行いは
マイクにとって「代償を取られること」=「損害である」となります。

次のソウルのセリフ、some hurts only show on the inside は
「内側にしか表れない痛みもある」ということで、
いつもながらヒネリの効いた切り返しだなと思います。

表面上は元気そうでも、内面もそうとは限らないよ、という事ですが
ネイティブでないと、ちょっと思いつかないような言い回しではないかと
思わずメモりたくなった一言です。



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