ブレイキング・バッド シーズン5 第8話より:

slam dunk
強力な切り札、とっておきの話、強力なダンクシュート


相棒のジェシーに続き、マイクという流通をになっていた仲間を失ったウォルターは
トッドと作ったメスの流通方法に頭を悩ませていた。

そんなある日、原料入手を請け負っているリディアから呼び出しがかかり
出かけて行くと、彼女はウォルターにチェコ共和国にも彼のメスを卸そうと提案してくる。

アメリカとチェコの二ヶ国でウォルターの良質なメスをさばけば
これまでの倍以上の稼ぎが見込めるとリディアは言うのだが・・・。

Did you know there’s a higher demand for meth there than anywhere else in Europe?
かの地にはヨーロッパ一のメス需要がある事を知ってる?(リディア)

Five percent of its ten million people,
1千万人の人口の約5パーセント、(リディア)

which is roughly the population of the Southwest from Western Texas to Phoenix, are using meth.
つまり西テキサスからフェニックスまでの人口と同じくらいの人たちがメスを消費してるのよ。(リディア)

(中略)

I’m very careful who I work with.
私は仲間も注意深く選ぶ人間よ。(リディア)

And if this is such a slam dunk, then why didn’t you pitch it to Fring?
それがそんなに強力な切り札なら、なぜガスに話を持ちかけなかった?(ウォルター)


demand 「要求」、roughly 「ざっと、おおよそ、大体」。

そして slam dunk は「強力な切り札、とっておきの話、強力なダンクシュート」ということで
すぐに思い浮かぶのは、あの名作少年漫画ですが
ここでは「強力な切り札、とっておきの話」という解釈で使われています。

ダンクシュートというのはご存じの通り、ほぼ外しようのないシュートの事、
そんなところから、失敗しようのない良い話、とっておきの話という意味になったようです。

果たしてこのリディアの提案を受けて、ついにウォルターのビジネスは国境を越えるのか否か?
ここからまた新しいストーリーが加わってゆきます。



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