ザ・メンタリスト シーズン3 第22話より:

get on one’s high horse
偉そうにする、高飛車な態度、調子に乗る


ヴァオリニストのエレノアが殺された事件を調べているCBI。

ジェーンは彼女が所属していたオーケストラの練習場所に出向くが
団員たちは皆おとなしく、なかなかジェーン流の捜査をする隙がない。

そこで団員たちが恐れる指揮者・マンハイザーを犯人呼ばわりしてその場を揺さぶり
皆の反応を観察することにする。

Guilty people often fold up at that point,
犯人なら普通さっきので落ちる、(ジェーン)

guilty people with a conscience, that is,
良心のある犯人ならね、ということは、(ジェーン)

which means you’re either innocent, or you’re a cold, heartless monster or both.
つまりあなたは無実か良心無きモンスター、もしくはその両方。(ジェーン)

…This is an outrageous abuse of authority.
・・・許し難い権力の乱用だ。(マンハイザー)

Yes, yes, I know. Don’t go getting on your high horse.
はいはい分かりました。 でもまだ調子に乗らないで。(ジェーン)

It still might be you, and if it is, justice will find you.
もしあなたが犯人なら、いずれ裁きが下るからね。(ジェーン)


fold up 「折り畳む、(商売等に)失敗する、崩れ落ちる」。

fold「折って」up「持ちあげる、終了する、片を付ける」ということで
この場合は「(犯人が)折れて観念する」=「落ちる」という解釈になります。

またグラビアアイドル(セクシーモデル)は centerfold と呼ばれる事がありますが
これは「真ん中で折れる」=「中綴じグラビア、またはそのモデル」
という解釈から来た呼び名です。

これは80年代のヒット曲で Centerfold というタイトルの曲があって、その意味を知りました。

CMなどでも使われる、結構有名な曲なので、聞いたら分かる人もいるかもしれません。

昔好きだった女の子が、中綴じグラビアでアラレもない姿をさらしててショック、
というような曲です。


abuse 「乱用する、誤用する、悪用する」。

そして get on one’s high horse は「偉そうにする、高飛車な態度、調子に乗る」、
馬上から、他の人を見下げるイメージがすぐに浮かんできますね。

ということは、その逆 get off one’s high horse「高い馬から降りる」と言えば
「高飛車な態度を改める、謙虚になる」という意味になります。

いつもではないですが、on が出て来たら off はどうなんだろう?と、逆を考えるクセをつけると
対になったイディオムが結構あるので、そういうのを見つけた時は1回で2つ覚えるチャンスですね。


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