ザ・メンタリスト シーズン3 第23話より:

collateral damage
巻き添えを食らう


ホームセンターの駐車場で、体中に爆弾を巻きつけた男が爆死する事件が起きる。

男の名はディンクラーといい、消費者金融に勤めていたが
爆死する直前に職場の上司を脅し、5万ドルを盗んでいたことが分かる。

リズボンのチームは二手に別れ、ディンクラーの自宅と職場を調べに向かったところ
彼の家で若い男の射殺体を発見。

ちょうどそのとき、勝手にディンクラーの職場に出かけていたジェーンからリズボンに電話が入る。

Where have you been?
どこに行ってたの?(リズボン)

Oh, you know, out, about.
うんまあ、色々と。(ジェーン)

Oh, that’s good. Because we just found another body at Dinkler’s house.
あっそ。こちらはちょうどディンクラーの家で遺体を見つけたところ。(リズボン)

Huh. Figures.
ふむ。 なるほどね。(ジェーン)

You wanna come and have a look, maybe? Do a little detective work?
こっちに見に来る? 犯罪捜査でもやってみる?(リズボン)

Not really. I’m pretty sure it’s collateral damage.
いいや結構。 それは多分巻き添えを食らったんだろう。(ジェーン)

Roommate, probably.
同居人だろうね。(ジェーン)


figures「なるほど、納得だ、合点がいく」。

figure には「形、形状、外観、象徴、(数字の)桁」など、色々な意味がありますが
共通するイメージとしては、曖昧だった考えが具象化する、はっきりと見えてくるなど
「まとまらなかった形状や思考がまとまる、形作られる、全体像が把握できるようになる」。

ここでは、ジェーンの中でまとまらなかった複数の手がかりが
リズボンの答えによってまとまった、繋がった、
ですから「なるほど」という対訳になっていると思います。

そして collateral damage は「巻き添えを食らう」。

collateral は「相並んだ、直系でない、傍系の」ですから
「本来狙われた対象ではなく、たまたま近くにいたために」damage「被害を受けた」
=「巻き添えを食らう」となります。

シーズン3もそろそろ最終章になりました。

現在シーズン5まで見終わっているんですが、
全ての中でシーズン3の最後が、個人的に一番きつい終わり方でした。
(シーズン4の最後はこの次にきつかったです・・・)

でもこのええーっ、という展開が「メンタリスト」の魅力でもあるんですよね、
つくづく脚本の良さを感じます。

日本でもWOWOWなんかは、見ていて思わず唸ってしまう作品が充実していて
民放では無理な題材に挑める強みをガンガン発揮しています。

「モザイクジャパン」(AV企業が過疎の田舎に進出して、村人たちがAV産業に従事する話)とか、
地上波では絶対無理だと思います(笑)。

「下町ロケット」も一足先にWOWOWで三上博史がやっていました。

海外ドラマの出来が良いのは、作品が世界中に売れる事もあって、
予算のかけ方が元から違う点が大きいと思いますが、
WOWOWみたいに日本でも頑張っているところは応援したいです。


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