ゴシップガール シーズン1 第9話より:

weird vibe
気まずい空気


お互いの両親の関係を知り、家中の皆がそわそわしているところに
席を外していたセリーナが、ブレアを伴って戻って来る。

何も事情を知らないセリーナは、
リビングに固まっている親たちの雰囲気に戸惑う。

一方ダンとジェニー、エリックは自分たちは兄弟かもしれないと
面白半分で盛り上がっていた。

Hey, guys! I’m back and I brought Blair.
皆さんどうも! ブレアも連れて戻って来ました。(セリーナ)

…Wow. Weird vibe.
・・・あら何だか。 気まずい空気。(セリーナ)

Okay, where’s Dan?
えっととりあえず、ダンはどこですか?(セリーナ)

(ダンの部屋に場面が切り替わる)

There’s no chance we’re related, right?
僕たち、血はつながってないよね?(ダン)

Oh, look at Eric’s roots.
ねえ見て、エリックの髪の根元。(ジェニー)

What do you mean? What’s wrong with my roots?
どういう意味? 僕の根元の何が変なの?(エリック)

They’re kind of Rufus-like.
ちょっとパパに似てる。(ジェニー)


weird vibe は「気まずい空気」。

weird「おかしな、変わった、妙な」、vibe「雰囲気、空気」ということで
いつもと違う異様な感じ、ただ事でない雰囲気、不穏な空気を表します。

weird を用いた場合は、いさかい、非難、もめ事など、あまり良く無い意味で
「おかしな、変わった、妙な」という意味になります。

「気まずい」を表す weird と awkward の違い

このシーンではセリーナは皆の雰囲気が“気まずい”weird と感じていますが
これがもし例えば、自分の元カレと街で出くわして気まずかった、というような場合は
awkward「気まずい、無様な、不器用な」となります。

というのも awkward は「恥ずかしさを伴う気まずさ」を意味するためで
大抵の場合、元恋人と偶然出くわしたら気恥ずかしさを感じるのではないでしょうか?
(特に自分がノーメイクで、相手がばっちり決めた女性を連れている場合とか・・・笑)

そういう自分の気持ちに恥ずかしさや動揺が加わった気まずさを表す時は awkward となります。

逆にこのシーンのように、自分は何の恥ずかしさも感じないけど、
皆の雰囲気がおかしい、それも不穏な感じがする時は weird となります。



その次の okay は「それはともかく」とか「よく分かんないけどひとまず」といった
仕切り直し、または気持ちの切り替えの意味を込めた okay です。

related 「関係している、血のつながりがある、親戚」。

root「植物の根っこ、毛根、祖先」。

ここでは root は「髪の根元」といった感じで、
ダンとジェニーのパパ・ルーファスはダークヘアであり
エリックも毛先こそブロンドですが、根本はダークヘアなので
ジェニーが“Rufus-like(ルーファスっぽい)”と冗談を言っています。

この後、自分たちの親がそれぞれとエッチしてたなんて・・・ウェーッ!
となるシーンに続くんですが、まあ確かに生々しいですね(笑)。



ゆるく学ぼう!海外ドラマで英会話