ゴシップガール シーズン1 第15話より:

get over yourself
いい子ぶらないで、うぬぼれないで、すまし顔はやめて


セリーナの昔の遊び仲間・ジョージーナがNYにやって来た。

少し前から下世話なプレゼントがセリーナに届き始め
それをチャックのいたずらだと誤解していたのだが
その主はジョージーナだった。

しかしセリーナにとってジョージーナとの再会は喜ばしいものではなく
思いだしたくない過去が蘇るものであった。

A lot has changed since we used to hang out, Georgina.
あたしたちがつるんでた頃とは色々変わったんだよ、ジョージーナ。(セリーナ)

I know. I get it.
分かってる。 そうだよね。(ジョージーナ)

No, you don’t get it,
ううん、あんたは分かってない、(セリーナ)

or you wouldn’t have sent me all those so-called gifts in the first place.
でなきゃそもそもあんなギフト、送ってこないでしょ。(セリーナ)

Oh, come on, sweetie. Those were funny.
そんな事言わないで。 面白かったでしょ。(ジョージーナ)

Get over yourself.
らしくないよ。(ジョージーナ)

I was just trying to make you laugh.
ただあんたを笑わせたかっただけ。(ジョージーナ)


in the first place 「そもそも、まず第一に」。

そして get over yourself は
「いい子ぶらないで、うぬぼれないで、すまし顔はやめて」ということで
直訳すると「自分自身を乗り越えろ」。

本来の自分を覆っている殻、それは取り繕った雰囲気や猫を被った態度などであり
そうしたものを破れ・乗り越えろ、と言っています。

このシーンではジョージーナから見て、今のセリーナはワイルドさを覆い隠している、
そういう態度はセリーナらしくない、という事で
get over yourself「そんな態度、らしくないよ」というわけです。

また get over yourself は、ドラマなどでもケンカの末、
別れ際に相手に捨て台詞のようにぶつける事もある言葉で、
この場合は「ちっせぇ奴だな、もっと大人になりな」といった感じだと思います。

いずれにしてもこれを言われた場合、相手から見るとどこか気取っている、
取り繕った態度に見えるという事であり、それをやめて欲しいと思われているわけで
セリーナとしては、自分の頑張りに水を差された格好になってしまいました。



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