ゴシップガール シーズン2 第1話より:

as a matter of fact
実を言うと、本当のところ


ジェニーは無事ファッションの専門学校の試験をパスし
この夏はブレアの母が経営するアトリエで研修中だが
上司のローレルに、ファッション業界人ならではの辛辣さで
自身の作品をけなされる毎日。

そんなある日、ローレルが出席していた上流階級のパーティーに
ジェニーが彼女にさんざんけなされた自作のドレスを着て現れる。

その上、著名なソーシャライト、ティンズレー・モーティマーが
ローレルの目の前でジェニーのドレスを誉めそやす。

目を白黒させるローレルを横目に、
協力者のエリックとほくそ笑み合うジェニーであった。

Jenny, this is Tinsley Mortimer, a friend of my mom’s.
ジェニー、こちらはティンズレー・モーティマー、僕の母の友人なんだ。(エリック)

(中略)

You have amazing taste.
あなたとっても趣味が良いわね。(ティンズレー)

That is you know, Eric said you’re an aspiring designer.
エリックから、デザイナーを目指しているって聞いたけど。(ティンズレー)

Are you wearing one of your own pieces?
今着ているのもあなたの作品?(ティンズレー)

Yeah, as a matter of fact, I am.
ええ、実を言うとそうなんです。(ジェニー)


Tinsley Mortimer(ティンズレー・モーティマー)は
アメリカで有名な社交家で、たまに25ansなどのセレブ系雑誌でも見かける人で
日本ではサマンサ・タバサのデザイナーとして知られていました。

今は離婚したため、モーティマー姓ではなくなりましたが、
彼女の元配偶者のモーティマー一族は大変な名家だったそうです。

まるでゴシップガールの世界さながらに、彼女はモーティマー氏と高校で出会い、
18歳で駆け落ちの末、結婚したという大恋愛カップルでしたが
派手な事が好きなティンズレーと、目立たない暮らしを望んだ夫とのすれ違いの末、
離婚となったようです。

このドラマに出ていた頃は、
恐らくモーティマー夫人としてバリバリ活躍していたのだろうと思います。

aspiring 「~志望の、~を目指している、意欲的な」。

そして as a matter of fact は「実を言うと、本当のところ」。

ニュアンスとして“今まで言っていなかったけど”「実は・・・」という感じで
ここではローレルをチラ見しながら(笑)、あてつけるようなシーンになっています。

エリックの力を借りて、ローレルへの反撃を試みたジェニーは
この一件のおかげでキャリアアップの糸口をつかむのでした。



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