ゴシップガール シーズン2 第2話より:

have someone’s ear
(その人に)言う事を聞いてもらえる、影響力を持つ


ブレアの新しい彼氏・マーカスに近づき、彼の内情を探ることにしたチャック。

最終的にブレアを奪い返すことが目的だが、
スカッシュを通してマーカスの母は継母であること、
そして息子の彼女を気に入ったためしが無いことを知る。

No one’s ever good enough.
誰もおめがねに適わないのさ。(マーカス)

I’ve dated a lot of topflight girls, and she always sends them running.
みんな最高の女性たちだったけど、いつも母に追い払われる。(マーカス)

It’s like… she gets inside their heads,
まるで・・・彼女たちの頭の中を覗いて(マーカス)

figures out their worst fears and just…
一番の弱点をつかんだら・・・(マーカス)

Ruthlessly exploits that fear. It’s rough.
容赦なくそこにつけ込むのか。 手ごわいな。(チャック)

Not to mention, she’s completely got my father’s ear.
それに言うまでもなく、僕の父にも完全に信頼されている。(マーカス)


No one’s ever good enough(誰も十分でなかった)、
これまで誰も good enough「まあまあ良い、ほどほど合格、及第点」に達したことがない、
=「誰もおめがねに適わない」という解釈です。

topflight 「一流の、最高の」。

ruthless 「非情な、冷酷な、情け容赦のない」。

exploit 「開発する、利用する、搾取する」。

not to mention~「~は言うまでもなく、~はさておき」。

そして have(get) someone’s ear は「(その人に)言う事を聞いてもらえる、影響力を持つ」、
つまり相手に自分の言い分をしっかり聞いてもらえる、という事で
ここでは「信頼されている」という解釈になっています。

ブレアはマーカスの継母 Dutchess「公爵夫人」に会いたくて仕方がない、
そしてゆくゆくはマーカスと結婚して爵位を持つ身分になりたい・・・という雰囲気ですが
彼は上記の理由で二人を会わせる事を渋っています。

英国貴族と結婚した日本人ですぐに浮かぶのは、マークス寿子さんです。

彼女はマークス&スペンサーの創業者一族出身のマークス男爵と結婚したことで
Baroness「男爵夫人」の称号を授かっており、すでに男爵とは離婚をしていますが、
その後も Baroness の称号は生涯保持されるとのことで、
持っていると重宝することもあるのかもしれません。

果たしてブレアは英国貴族と結婚したアメリカ人になるんでしょうか。



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