ゴシップガール シーズン2 第9話より:

wrote the book on~
~に精通している、~についてよく知っている


イェール入学に有利な状況を作りだすため、
ブレアはイェールに有力なコネを持つリズの娘・エマの子守を仰せつかる。

リズから、ハリーポッターの本とアイスがあればエマはハッピーだと聞かされていたが
母の知らない彼女の素顔は、暴走するティーンエイジャーそのもの。

クラブとイケメンに興味深々で、今夜中に誰かと初体験を済ませたいなどと言う。

目を離すとすぐに男にすり寄るエマが腹立たしく
心底ウンザリするブレアだったが、共に時を過ごすうち、実はエマの暴走は
自分に関心を持ってくれない母への愛情の裏返しだと気づく。

そして自身も娘以上に仕事に夢中な母を持つブレアは
エマのささくれ立った心を理解し、彼女の暴走を鎮めるのだった。

I wrote the book on distracted, self-centered mothers.
うわの空で自分勝手な母親の事なら、私はイヤというほど知ってる。(ブレア)

My mom has never met a single one of my teachers.
母は私の担任に一人だって会った事もない。(ブレア)

She regularly forgets my birthday,
誕生日だって毎年忘れられてるし、(ブレア)

and she only comments on my appearance when she has something to criticize.
あら探しをしたい時は私の外見を批評するの。(ブレア)

But you’re perfect.
でも、あなたってカンペキなのに。(エマ)

True, and that’s why I finally realized it wasn’t about me,
確かに、で気づいたのよ、問題は私にあるわけじゃないって、(ブレア)

the same way, it’s not about you.
それと同じ事よ、あなたのせいじゃないの。(ブレア)


wrote the book on~ は「~に精通している、~についてよく知っている」、
直訳すると「それについて本を書いた」ということなので
「本を一冊書けるくらい、その事についてよく知っている、イヤというほど知っている」
となります。

distracted 「(何かに)気を取られて、取り乱して、落ち着きのない」。

self-centered 「自己中心的な、自分勝手な」。

criticize 「批判する、酷評する、あら捜しをする」。

親は子供を選べないと言いますが、子供だって親を選べないわけで
(選んで生まれてくるという話も聞きますが)
お金はあるけども、基本的に放っておかれるエマが気の毒になってきます。

子供が親に愛情をかけて欲しいと思うのは自然な事だと思います。

うちは猫を飼っていますが、ペットでさえ構ってもらえないとわざと粗相をしたり
仕事の邪魔をしたりするもので、そんな時、やっぱり家族が健やかに過ごすには、
人だろうと動物だろうと愛情が欠かせないんだなあと思い知らされます
(まあ愛情をかけ過ぎても、猫の場合、調子に乗りますが・笑)。



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