ゴシップガール シーズン2 第24話より:

out of earshot
声の届かない所


詐欺を働いているポピーがどうしても許せなかったセリーナは
母親・リリーの忠告を無視し、彼女を警察に引き渡そうとするが失敗、
さらになぜか自分の方が留置所送りになってしまう。

この窮地にセリーナはリリーの母・シシーに助けを求め、釈放されるが
ポピーは取り逃がしてしまう。

孫娘のために久々にNYにやって来たシシーは
娘・リリーの家に滞在中だったが、若い頃から母親と確執のある彼女は
アル中の気があり、我儘な母が家に入り浸る事が気に入らず
二度とここに来ないで欲しいと告げるのだった。

Eric, out of earshot?
エリックには、聞こえてないかしら。(シシー)

I sent him to a movie with Jonathan.
ジョナサンと映画に行かせたわ。(リリー)

(中略)

I am simply and for the last time, gonna ask you to leave my home,
ただもう単純に、最後のお願いよ、私の家から出ていってちょうだい、(リリー)

and never come back.
そして永遠に来ないで。(リリー)

“Never” is a, very long time, darling.
「永遠に」だなんて、まあ随分じゃない。(シシー)

You are toxic.
あなたは悪影響なの。(リリー)

I’m your mother.
私はあなたの母親なのよ。(シシー)


out of earshot は「声の届かない所」、
out of~「範囲外」、earshot 「声の届く所」ということで、分かりやすいですね。

toxic 「有毒な、中毒性の」。

リリーの母・シシーはこのドラマの中で、無類のジン好きとして描かれていて
このエピソードの冒頭でも May I have a gin and tonic? No tonic.
(ジントニックをお願いできる?トニックウォーター抜きで。)というセリフがありました。

ロングカクテルのグラス(つまり大きいグラス)に、ただのジンだけ頂戴、というわけで
このセリフでシシーがどんだけ飲む人なのか、うっすら分かります。

ジンやウォッカなど透明で強いお酒は中毒になりやすいから特に注意しろ、と
私が20歳になった時、父に言われた覚えがあるので、シシーの飲みっぷりを見ていると
こちらまで喉が焼けそうな思いがします。



ゆるく学ぼう!海外ドラマで英会話