映画「ミート・ザ・ペアレンツ」より:

strike while the iron’s hot
鉄は熱いうちに打て(好機を逃すな)


どうにかパムの実家で一夜を過ごし、
翌日は一家と共に彼女の妹の結婚式準備を手伝うことになるグレッグだが
その仲間には、パムの元彼も含まれることを知らされる。

さらにグレッグは投資家であり大工でもあるパムの元彼・ケヴィンの豪邸で
またもや肩身の狭い思いを味わう事となる。

独身のケヴィンには持て余すほどの広大なその屋敷は
最近、株式投資で得た利益で、豪華に建てたのだと言う。

かたやグレッグは株どころか住まいも小さな賃貸アパート。

パムの父・ジャックのキツい視線が突き刺さるのだった。

Are you a homeowner, Greg?
君は持ち家かい、グレッグ?(ケヴィン)

No, no. I rent.
いや、賃貸さ。(グレッグ)

(中略)

I got in early on some wireless IPOs and the stuff just skyrocketed.
初上場のIT系の株を買ったら、値がうなぎのぼりしてね。(ケヴィン)

(中略)

How’s your portfolio?
君の持ち株はどうだい?(ケヴィン)

I’d say strong… to quite strong.
そうだね、まあ強気で・・・強気で行ってるよ。(グレッグ)

Yeah, “strike while the iron’s hot“. Now’s the time.
だよな、「鉄は熱いうちに打て」。今がその時だ。(ケヴィン)


Are you a homeowner?(持ち家ですか?)。

家を持ってますか、持ち家ですか、というと do you own a house? かなと思いきや
homeowner という単語で、とてもこなれた一文になりますね。

skyrocket 「(物価、株価等が)急騰する、うなぎのぼりに騰がる」。

portfolio 「書類入れ、画集、(所有する)株式の内訳」。

strong は「強い」、ケヴィンは株の話をしているので
グレッグの曖昧な返答を「強気で買い進んでる」だと勝手に思い込んでくれます。

そして strike while the iron’s hot は「鉄は熱いうちに打て(好機を逃すな)」。

直訳もそのまま、日本語でもほぼ同じ解釈が出来ることわざですね。

ただ一つ気を付けたいのは「鉄は熱いうちに打て」は
日本では上記の意味のほかにも「芸事や職能は年が若い(覚えが良い)うちに仕込め」
といった意味で使われる事がありますが、英語ではこの意味合いは無いという点です。

ジャックはもう、グレッグよりケヴィンの方が良いのにな・・・という本音を
もはや隠そうともしません(笑)。


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