映画「ミート・ザ・ペアレンツ」より:

turn against
反対側に向きを変える、敵にまわる


恋人パムの妹の結婚式に参列するため、彼女の実家にやってきたグレッグ。

自分もパムとの結婚を真剣に望んでいるため
彼女の一家と仲良くなろうと頑張ったのだが、どうにも上手くいかない。

そしてついに決定的な事件が起こり、グレッグはパムの一家から嫌われてしまう。

彼からすれば全ては誤解なのだが、今はそれを伝える術もなく
パムの父・ジャックから、すぐに家を出て行ってくれと言われてしまう。

Pam, don’t you see?
パム、分からないのか?(グレッグ)

Your dad has turned you against me!
君のパパが僕に敵対するよう仕向けてるんだ!(グレッグ)

I didn’t turn her against you.
私は何も仕向けてなどいない。(ジャック)

You did that.
お前が自分で招いたことだ。(ジャック)

Jack, you didn’t like me from the second I walked in here!
ジャック、あんたは最初から僕が嫌いだったじゃないか。(グレッグ)

I’m a very accepting person, Focker.
私は寛容な人間だよ、フォッカー。(ジャック)

All I ask for is honesty.
望むのは正直さだけだ。(ジャック)


turn against は「反対側に向きを変える、敵にまわる」。

今までは仲が良かったのに、突然 against「その反対」に turn「転じる」ということで
ここでは“嫌いになるよう仕向けた”といった感じでしょうか。

さらにグレッグは、from the second I walked in here(ここに足を踏み入れた瞬間から)
ジャックが自分を好いていなかった、とついに本音をぶちまけます。

accept 「受け入れる、受け止める」、
accepting person「素直に他者を受け入れられる人」。

実はジャックは秘密裏にグレッグの経歴を調べつくしており
それが本人の話と違っているので、
お前、経歴詐称していないか?と思っているのです。

それで All I ask for is honesty(私が[相手に]望むのは正直さだけ)、
というセリフに繋がるわけですが
この相違にはグレッグなりの事情があり、そこがこれから解けていくことになります。


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