「PREACHER/プリーチャー」シーズン1 第10話より:

bring someone up to speed
(その人に)これまでの経緯を説明する、最新情報を教える


子供の頃からいじめっ子だった乱暴者のドニーが
別人のごとくジェシーに従っている事が、チューリップには信じられない。

一体何があったのかと、ジェシーに問い詰める。

I come back to the whole town going crazy over God showing up,
あたしが町に戻ってきたら、みんな神が来るって大騒ぎだし、(チューリップ)

now Donnie Schenck, drooling and acting like you’re the Dalai Lama?
あのドニーが、あんたをダライ・ラマみたいに扱うなんて?(チューリップ)

What the hell’s going on, Jesse?
一体何がどうなってんのよ、ジェシー?(チューリップ)

I’ll bring you up to speed.
今から君に説明するよ。(ジェシー)


drooling「よだれを垂らす、(よだれを垂らさんばかりに)嬉しがる」。

もうチューリップはドニーが大嫌いみたいですね。

そして bring someone up to speed は
「(その人に)これまでの経緯を説明する、最新情報を教える」。

少し前に get up to speed「調子に乗る」というのがあり
これにも「遅れを取り戻す、追いつく」という意味がありました。

get up to speed はどちらかというと「自力でスピードを上げる」意味を持つのに対し
今回は bring someone up(誰かを連れていく、スピードに追い付かせる)ということで
自分ではない誰かを「話題に追いつかせる」=「説明する」となります。

このドラマはテキサスのアンヴィルという町が舞台で
かなり白人の多い町として描かれています。

そんな町でチューリップは白人と黒人のハーフとして生まれ
ドニーのような白人の悪ガキたちに、子供の頃から意地悪をされていた・・・
という描写が出て来ます。

まあチューリップもドニーの乳首を嚙み切ったりして(!)
負けてはいなかったんですが。

きっとこのあたりでは、トランプ支持者が多いんだろうなあと思います。


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