ザ・メンタリスト シーズン5 第20話より:

The heart wants what it wants
心のままに従う


ラジオ番組でカウンセリングを受けていたミッシーの夫・キップは
妻の事件後から行方知れずになっていたが、浮気相手・ロージーと
ホテルでSMプレイに興じているところを発見される。

CBIのチョウから事情を聞かれたキップは、
妻・ミッシーのために浮気相手と別れようとしていたらしいが・・・。

You think Missy knew about the affair?
奥さんは浮気を知っていたと思うか?(チョウ)

I don’t know. Maybe.
分からない。もしかしたら。(キップ)

(中略)

And I vowed to myself that I would break things off with Rosie,
でもロージーとは別れようと誓った、(キップ)

as soon as I got to the hotel.
ホテルに着いたらすぐに。(キップ)

Did you?
で、別れたのか?(チョウ)

Yes. But Rosie is a very passionate woman.
ああ。でもロージーは激しい女性で。(キップ)

And when I try to break things off, she hits me.
別れ話を持ち出したら、殴られた。(キップ)

And when she hits me, I get turned on…
で、僕は殴られると興奮するたちで・・・(キップ)

The heart wants what it wants.
心のままに従ったわけか。(チョウ)


vow to~「~することを誓う」。

as soon as~「~するとすぐに」。

break off「突然止める、急に関係を断つ」。

turned on「(性的に)興奮する、色欲を感じる」。

turn on the lights(明かりを点ける)という言葉があるように
turn on は「スイッチを入れる、電源をオンにする」といった意味がありますが
性的なスイッチが入るとか、興奮させられるとかいった場合も
turn on で言い表せるんですね。

ミッシーは献身的で優しい妻だったけれど
実は夫のキップは、殴られたり手荒く扱われるのが好きだった、
それで浮気、という話です。

そして The heart wants what it wants は「心のままに従う」。

主に恋愛関係において、惹かれ合う二人は障害も乗り越える、
お互いの心が求めあうのは(誰にも)止められない、
といった意味で使われる事が多いようです。

最近ではセレーナ・ゴメスがジャスティン・ビーバーに向けた曲で
そのまま歌のタイトルにもなっています。


元はエミリー・ディキンソンというアメリカの詩人の文章で
今では諺として定着しているようです。


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