ザ・メンタリスト シーズン5 第21話より:

rub elbows with
(有名人、権力者等と)接触する、交流する


ラローシュの事件の容疑者として
CBIの広報・ブレンダを逮捕したリズボンとジェーン。

ジェーンは取り調べ室で彼女が犯行に至った経緯を推理する。

それは新聞記者になるという夢を抱いて都会にやって来た若い女性がその夢に破れ、
いつしか権力の魅力に取りつかれ、身を落としていく物語であり
口では否定するブレンダだったが、その目からは思わず涙がこぼれる。

Here’s the one problem… you couldn’t write.
だが一つ問題が・・・君は書けなかった。(ジェーン)

Your skill set was more managing editor.
記者よりも編集長向きだったんだ。(ジェーン)

Managing editors are the second highest ranking position at a newspaper.
編集長は新聞社で2番目の地位よ。(ブレンダ)

Yes. The allure of power.
そう。権力に惹かれた。(ジェーン)

It’s why you joined the CBI,
それで君はCBIに入ったんだ、(ジェーン)

so you could rub elbows with all the big players in town.
街の大物たちと接触したくてね。(ジェーン)

You’re so off.
的外れよ。(ブレンダ)

Never did fall in love.
恋もしなかった。(ジェーン)

Well, at least… no one fell in love with you.
というより・・・誰にも好かれなかった。(ジェーン)


skill set「持っている技能・職能・知識」。

managing editor「(出版社、新聞社等の)編集長」。

allure「(人を)誘う、魅了する、おびき寄せる」。

allure をバラすと al と lure に分かれます。

al は次の文字に L が来る場合の変化形で、
原形は ad「~の方へ、~の方向」という意味です。

lure は釣りをするならすぐにピンとくる「ルアー、おとり」の事であり
意味は「誘引するもの、魅力、疑似餌、おとり」。

この2つがくっついたのが allure 直訳すると「おとりの方へ」
=「(人を)誘う、魅了する、おびき寄せる」うーむ、面白いですね。

また allure はシャネルの香水の名前としても知られ
発音が洒落ていて、個人的に好きな単語です。

そして rub elbows with は直訳すると「(人と)肘をすり合う」、
それが転じて「(有名人、権力者等と)接触する、交流する」。

パーティなどで会場を歩きながら、様々な人と挨拶や会話を交わす事を
mingle と言いますが rub elbows with で表される「交流」も、それに近いと思います。

権力の魅力にとりつかれたブレンダにとって、CBIの広報という役職は
政財界の重鎮や地元の権力者とも知り合える立場であり
彼女の権力欲をくすぐるものだった、という感じでしょうか。

you’re so off「あなた(の話)は的が外れている」。

off「(狙いから)外れる」、ダーツの的をイメージすると意味がすぐに掴めますね。

最後の2行のセリフは・・・真実だとしても人から言われるのはつらい。

こっちが泣きそうでした。


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