モーツァルト・イン・ザ・ジャングル シーズン3 第2話より:

live and breathe~
~漬けになる、~に熱中する、~に力を注ぐ


ロドリゴは、引退していた大歌手、
ラ・フィアンマの復帰公演を手伝うためにベネチアを訪れ
彼女の案内で市内を観光している。

フィアンマは彼を、自分の大切な場所へ連れていく。

そこは彼女が引退を決意した舞台での失敗の後、
心の傷を癒した場所であった。

I wanted to share this place, because it is very dear to me.
ここをあなたに見せたかったの、私のとても大切な場所。(フィアンマ)

It used to be a nunnery. And I lived up there in that room for two years.
昔は修道院だったの。 2年ほどあの部屋に住んでたのよ。(フィアンマ)

(中略)

And I went there after my failure on stage.
舞台での失敗の後、ここに来たの。(フィアンマ)

(中略)

Tell me something about you that no one knows.
あなたの事も聞かせて、他の人が知らない事を。(フィアンマ)

But I’m nothing. I’m just some musical notes that people play with.
僕は何物でもありません。 人々が弾く音符のようなもので。(ロドリゴ)

(中略)

You must move into my palazzo, so we may practice night and day.
私の屋敷に来るといいわ、昼夜を問わず練習出来る。(フィアンマ)

Live and breathe the music.
音楽漬けになるのよ。(フィアンマ)


dear to~「~にとって大切な・いとおしい・なつかしい」。

nunnery「女子修道院」、nun「修道女」。

男性版は monastery「男子修道院」、monk「修道士」。

僧侶と尼僧、みたいな違いが、英語にもちゃんとあるんですね。

failure「失敗、不成功、落第」。

move into~「~に居を移す」。

そして live and breathe~ は「~漬けになる、~に熱中する、~に力を注ぐ」。

直訳すると「暮らして呼吸する」、
寝ても覚めてもその事をする、起きている間はずっとそれをする、そんな感じでしょうか。

勉強漬けはツラいけど、音楽漬けは、この二人には天国なのでしょうか?

このラ・フィアンマを演じているのは、モニカ・ベルッチ。

まあいくつになっても色っぽくて美しい、
もう50歳を過ぎて、目じりや口元にシワもチラホラ、でも何でしょう、
フラフラと男性が引き寄せられてしまうような魅力に溢れております。

いいですねえ、女の私も彼女を見ているとうっとりします。

最初の方で、フィアンマの夫・ベッピがロドリゴに
何があっても妻とは寝ないで欲しい、と懇願するシーンがあって
オイオイ手前味噌もいい加減にせぇよ(笑)と視聴者は思うんです。

でもそこにバーンとモニカ様が登場して、ああなるほど、そりゃあ心配だよね・・・と
世界中の人が納得してしまう。

50代でこの説得力がある女優さん、素晴らしいですね、本当に。

イタリアの宝石の輝きは、少しも曇っておりません。


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