ザ・メンタリスト シーズン6 第21話より:

have ~ in one’s(the) blood
(その人の)生まれ持った気質、(性格・才能等が)代々受け継がれた


組織的な人身売買事件の捜査上に、運送会社を営むリドリーという男が浮かび上がる。

彼は健康を害した裕福な客からの注文に応じて
若い女性たちの臓器を売買している可能性があったが
優秀な弁護士を雇っており、逮捕には決定的な自白が必要であった。

そこでジェーンは不意打ちで彼の住まいを訪問し
ある計画を実行することに。

リドリーはジェーンの計画も知らず、
貴重なウィスキーで不意の訪問客をもてなす。

What is this?
これは何?(ジェーン)

You’d guess scotch, wouldn’t you?
スコッチと思ったんだろう?(リドリー)

Japanese whiskey, 25-year-old single malt.
日本のウィスキーだ、25年物のシングルモルト。(リドリー)

One of my few indulgences.
数少ない楽しみの一つ。(リドリー)

It’s delicious. But that’s just scotch.
美味しいな。 けどこれはスコッチだろ。(ジェーン)

It’s Speyside. I’m sure of it.
スペイサイドのだ。 間違いない。(ジェーン)

(中略)

You’re not the first one to make that mistake.
間違えたのは君だけじゃないよ。(リドリー)

People assume it’s not as good, but they’re wrong. It’s better, in fact.
人はそれほどじゃないと言うがね。 この酒は実際かなり美味い。(リドリー)

Some say it’s the water, but…
美味さの秘密は水だと言う者もいるが・・・(リドリー)

I have my own theory. I think it’s cultural.
私は文化的なものだと思う。(リドリー)

Japanese have it in their blood to sacrifice everything in order to succeed,
日本人は成功のために全てを捧げる気質を持っている、(リドリー)

like I do.
私もだ。(リドリー)


indulgence「道楽、楽しみ、(遊びや趣味に)ふけること」。

Speyside(スペイサイド)はスコットランドの一地区で、
スコッチの名産地として有名な所です。

このシーンに出て来る日本のウィスキーは、
巧みにラベルが隠されていて確認出来ませんが、
ボトルの形状から「山崎」ではなく(くびれてない)「竹鶴」かなと思いました
(ただの小道具かもしれませんが・・・)。

I’m sure of it「それは確かだ、間違いない」。

assume「~と仮定する、~を当然(正しい)と思う、~と決めてかかる」。

theory「説、理論、持論、見解」。

そして have ~ in one’s(the) blood は直訳すると「血の中にそれを持つ」、
そこから「(その人の)生まれ持った気質、(性格・才能等が)代々受け継がれた」。

in order to~「~するために」。

Japanese have it in their blood to~(日本人は~という気質[性質]を持っている)。

これは使えそうではありませんか。

語学学校のクラスメイトだったラテンの国からの留学生が、
私の下宿先の部屋に来た時、一応掃除がされていて、洗濯物も畳んであったのを見て
やっぱり日本人は綺麗にしているのねえ、
自分しかいない部屋なのに・・・とつぶやきました。

あの時「何で日本人は綺麗好きなの?」聞かれましたが

I have it in my blood.
そういう気質(生まれつき)なんだよ。


こんな風に返してみたかった~。

実際様々な人がいる中で、その違いについて聞かれた時、
そういう気質なんだよ、と言いたい時があります。

それをあんまり難しくない単語で、
スパっと言えるフレーズがあったら良いなと思っていましたが
have ~ in one’s(the) blood は、そういう場面にピッタリな気がします。


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