エンパイア 成功の代償 シーズン1 第2話より:

steal a someone’s thunder
(その人の)お株を奪う、手柄・賞賛を横取りする、出し抜く


次男ジャマルの育成を、半ば強引にルシウスに認めさせたクッキーは
早速彼の楽曲のチェックに入る。

かつてルシウスをスターに押し上げた彼女の嗅覚は、ジャマルの成功を確信するが
ルシウスが売り出しに多額の費用をかけているハキームとは異なり
クッキーにはそんな資金がない。

そんな時、秘書のポーシャが冗談で
ジャマルがゲイである事を逆手に取ったゲリラ的なPRを提案。

クッキーはこれにひらめきを感じ、乗り気になるが
当のジャマル本人は気乗りしないようであった。

It needs work, but it’s something like that.
まだ仕上がってないけど、こんな感じだ。(ジャマル)

I love it, honey.
いいじゃないの。(クッキー)

Dad won’t even listen to it.
父さんは無関心だけどね。(ジャマル)

That’s why we got to figure out a way to steal focus from Hakeem.
だからハキームへの関心をそらさないと。(クッキー)

That’s cold-blooded. Hakeem’s your own son.
冷たいねえ。 ハキームも息子なのに。(ポーシャ)

Jamal should come out as a big queen the same day Hakeem playing,
んじゃジャマルが同じ日にゲイを公表するってのはどうよ(ポーシャ)

and that’d steal his whole thunder, for sure.
そしたら絶対向こうを出し抜ける。(ポーシャ)

That’s exactly what we’ll do.
それだ。(クッキー)

You gonna listen to this imbecile?
まさか本気?(ジャマル)


figure out「(答えを)見つけ出す、理解する」、
figure out a way~(~する方法を見つけ出す)。

cold-blooded「情がない、冷酷な、血も涙もない」

queen は「女王」の他に「ゲイ」。

そして steal a someone’s thunder は
「(その人の)お株を奪う、手柄・賞賛を横取りする、出し抜く」。

直訳すると「(その人の)雷を盗む」となりますが、
この由来はその昔、劇作家としてはイマイチ冴えなかった男がある時、
舞台装置として、雷の音を出す機械を作ったそう。

残念ながら自身の演劇は即座に打ち切りとなったのですが、
その後の上演作品でも、劇場が勝手にその自分の機械を使っていたことから一言、
“奴ら、俺の雷(の音がする機械)を盗んだな!”
こんなお話から来ているという説がありました。

また thunder には「(まあ!おや!等の)人が驚く声」も表すそうなので
steal a someone’s thunder([その人への]驚きの声を奪う)という
解釈も出来そうな気がしました。

imbecile「低能な、大馬鹿な」。

You gonna listen to this imbecile?(このバカ話を聞く気なのか?)
=「本気か?」。

両親ともにショービジネスの世界で輝くタイプなので
フツーの兄さんのジャマルには、ついていけない感覚があるようです。

音楽業界で成功するためなら、息子のゲイ告白もちゃっかり利用するし
息子同士を競わせて話題づくりもする、
肝っ玉ステージ母ちゃんのクッキーです。


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