エンパイア 成功の代償 シーズン1 第5話より:

on the horizon
兆しが見えて、起こりかけて


アニカとの結婚の許しを得るべく、ルシウスは彼女の両親を夕食に招く。

その席で、医師であるアニカの父に、自分の病について相談を持ち掛ける。

You know, she agreed to marry me knowing that I have ALS.
彼女は私がALSと知りながら、結婚を承諾してくれました。(ルシウス)


(中略)

Anika says that you do research.
あなたは研究をなさっているとか。(ルシウス)

Is there anything on the horizon?
新薬の見込みはどうですか?(ルシウス)

Well, there are clinical trials, there’s an Israeli company.
イスラエルの製薬会社が治験を行っている。(アニカの父)

At Harvard they’re testing an epilepsy drug.
ハーバード大でも。(アニカの父)

But there’s nothing that changes the prognosis.
だが今すぐとはいかないだろう。(アニカの父)

It’s not my area, Lucious, but I’m gonna reach out.
私の専門分野ではないが、知り合いにあたってみよう。(アニカの父)

I’ll talk to everyone I know.
皆に聞いてみるよ。(アニカの父)

I appreciate that.
感謝します。(ルシウス)


on the horizon は「兆しが見えて、起こりかけて」。

horizon「地平線」上に、兆しが見えるか、事態が変わりそうなきっかけはないか
=「兆しが見えて、起こりかけて」。

Is there anything on the horizon?([病を好転させる]兆しはないだろうか?)
=「新薬の見込みはどうですか?」。

「新薬」とは一言も言っていませんが、この文脈で使うとその意味になります。

Is there anything on the horizon?
(今の状況[環境、体調、情勢等]が変わりそうな兆しはあるか?)
この文章は色々と応用が利きそうで、覚えておきたいですね。

clinical trial「臨床試験、治験」。

epilepsy「てんかん、発作」。

prognosis「(病気の)予後、予知、予測」。

there’s nothing that changes the prognosis(予後を変える薬は無い)
=「今すぐ[回復、好転]とはいかない」。

area「面積、地区、地域、(特定の)範囲・分野」。

It’s not my area(私の専門分野ではない)。

医師、弁護士、美容師、は身内や知り合いに
タダでちょっと(相談、施術を)お願い、と頼まれる率が非常に高い職業だそうで
当人にとってはそれが悩みの種と聞いたことがあります。

まあ確かにお医者さんが親族にいたら、つい健康相談をしてしまいそう、
でもそれはタダ働きを強いる事なので慎しみが必要なんですね。

ルシウスはお金はたくさんありますから、高額な新薬でもバンバン試せる立場、
アニカの父の力を借りて、病状改善する方法は果たして見つかるんでしょうか。


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