ママと恋に落ちるまで シーズン6 第8話より:

throw a tantrum
かんしゃくを起こす、むかっ腹を立てる


テッドたちはある夜、自然史博物館で開かれたパーティに出席する。

そのパーティはNY中のセレブが集まる催しだったが
テッドは招待客のなかにホテルの取り壊し反対運動で対立しているゾーイを見つける。

彼女は実はキャプテンと呼ばれるNYの名士夫人と知り驚いたテッドは
つい気を緩めてGNBの新社屋建設計画に対する不満を彼女に打ち明けるが
何とゾーイは抜け目なくそれを録音、今後の反対運動の材料に使うと言われてしまう。

困り果てて落ち込んだテッドの元に、ゾーイの夫・キャプテンがやって来て
彼女が普段から録音魔で自分も困っていると話し、
今夜の彼女の行いについては自分が対処すると約束してくれる。

So I hear my wife got you pretty good.
うちの妻にこっぴどくやられたようだね。(キャプテン)

She caught me on tape trashing GNB.
GNBへの非難を録音されてました。(テッド)

Oh, that damn recorder.
ああ、あのクソレコーダーか。(キャプテン)

(中略)

Tell you what, when Zoey goes to sleep, I’ll find that tape and erase it for you.
こうしよう、今夜ゾーイが寝た後、わたしが録音を消去しておく。(キャプテン)

No hard feelings.
それで恨みっこなしだ。(キャプテン)

Really? You’d do that to your own wife?
本当に? あなたの奥さんなのに?(テッド)

Sure. Why not?
もちろん。 当然だろう?(キャプテン)

I mean, I’m glad she has these little causes, they keep her out of trouble,
彼女があれをトラブルから身を守るために使うならいいが、(キャプテン)

but when she throws a temper tantrum and it gets in the way of someone doing their job, that’s a problem.
怒りに任せて誰かを妨害するために使うなら問題だからね。(キャプテン)


trashing「酷評する、中傷する」。

tell you what「こうしよう、いい考えがある、あのね」。

直訳すると「あなたに教えよう」、何かの提案、名案、解決策など
話を聞かされる側にとってお得な話をする時、よく使われる言葉です。

no hard feelings「悪く思わないで、気にしないで」
何か悪い事をしちゃったけども no hard feelings 厳しい感情を持たないで
=「悪く思わないで、気にしないで、恨まないで」となります。

妻は君に悪い事をしちゃったけど僕が対処するから、恨みっこなしで頼むよ、
とキャプテンは言っています。

そして throw a tantrum は「かんしゃくを起こす、むかっ腹を立てる」。

tantrum「かんしゃく、不機嫌」を throw「(相手に)投げつける」
=「かんしゃくを起こす、むかっ腹を立てる」。

ここでは temper「気性、短気、怒り、かんしゃく」も加わって「かんしゃく」の二乗、
she throws a temper tantrum(彼女は激しくかんしゃくを起こす)
=「彼女は怒りに任せて」。

get in the way「障害になる、妨げになる、邪魔になる」

it gets in the way of someone doing their job, that’s a problem
(それが誰かの仕事の邪魔になるなら、それは問題だ)。

ゾーイの夫が分別ある大人でテッドは助かりましたね。

そんでここから多分ゾーイと恋が・・・となるのかもしれませんが
ステラといいこの人といい、テッドはこういう主張の強い人が好きですよね。

ゾーイの夫、キャプテン役はカイル・マクラクランで
ツイン・ピークスの頃からすると年齢を重ねた感はありますが
良い感じに枯れてきて、個人的には若い頃より今の方がカッコ良いと思いました
(そして変人感は薄れてない!そこがいい・笑)。

そういえばSATCにもシャーロットの夫役で出てましたね。


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