ママと恋に落ちるまで シーズン8 第3話より:

a spoonful of sugar helps the medicine go down
良い事と一緒ならば、辛い事も耐えられる


リリーとマーシャルは仕事復帰の前に、
息子を安心して託せる子守りを探しているが
面接して良いと思った人はことごとく賃金が高く
彼らの予算では中々希望に添った人が見つからない。

So, how’s the nanny search going, Lil?
子守り探しは進んでる?(テッド)

Lousy. Mrs.Buckminster was a spoonful of sugar.
全然。 バックミンスターさんは最高だった。(リリー)

But so far, everyone we can afford on this Web site HeyNannyNanny.com is Scary Poppins.
でもこのサイトで私たちの予算で雇える人は、恐怖のポピンズしかいない。(リリー)


lousy「お粗末、ひどい、散々な」。

そして a spoonful of sugar helps the medicine go down は
直訳すると「スプーン一杯の砂糖と一緒なら薬も飲める」
そこから「良い事と一緒ならば、辛い事も耐えられる」という意味になります。

元は映画「メリー・ポピンズ」の歌から来ているようです。


部屋の片づけや掃除など、メンドクサイ事でも心がけ次第で楽しくなる、
どんな事にも楽しい面があるから、そこを見るようにね、という歌のようです。

余談ですがこの動画に出て来る robin「コマドリ」が
カクカクしているけどカワイイ!です。

今のような滑らかなCGではないんですが、
たどたどしいパペット感が逆にキュンと来ます。

グレムリンのギズモなんかもそうですが、手作り感があって何かほっとします。

リリーが雇えなかったバックミンスターさんについてのセリフ
Mrs.Buckminster was a spoonful of sugar(彼女はスプーン一杯のお砂糖だった)
字幕では「最高だった」となっています。

これは過酷な育児を少しでも軽くしてくれる存在(お砂糖)、
それがバックミンスターさんだったという話で、何気ない一言ですが、
なるほどと思わされました。

親は我が子を託すため、信頼できる人材を求めるけれど
そういう人はとっても賃金が高い・・・この悩みは万国共通だと思います。

Scary Poppins(恐怖のポピンズ)は、メリー・ポピンズにかけた冗談ですが
メリー・ポピンズは、空から降って来たナニーの名前であり
彼女が巻き起こす数々の不思議の物語ということで、このセリフになっているようです。

イギリスで一番仲良くしていた友達は、オーペアという
住み込みベビーシッターをしながら、英語を学ぶ女の子でした。

オーペアは住み込みで子供の世話を手伝う代わりに
滞在費と食費を負担してもらえるという契約で
日常の経費をかけずに留学出来る手段であり、
EU圏内の学生の多くはオーペアで来ていたと記憶しています。

日本ではまず聞かない制度だったので、なるほど名案、と思いました。

オーペアの子が家に居てくれれば、互いの時間の調整は必要ですが
一人分の朝夕の食費と光熱費が負担出来れば、子供の世話を頼めるわけです。

まあリリーはオーペアというわけにもいかないでしょうが
子供を安心して任せられる人は、どこでも求められているんですね。


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