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英語教材の代金は「教材代」ではありません

何だかおかしなタイトルですが、私はそう思っています。

安くても7、8千円から数万円という英語教材、たくさんあります。

DVDとかCDとかソフトウェアとか・・・
内容は様々ですが、これらの教材の代金って一体何なのか?
考えてみたことはありますか。

DVDやCDだろうとソフトウェアだろうと
正直言って受け取る品物のコストだけを考えれば、
数千円どまりが良いところではないでしょうか。

ではこれは実際、何に払っているお金なのかというと

・時間
・手間、労力


これが教材代という名目で支払うお金で、本当に購入しているものです。

究極的に言えば、英語はタダでも学ぶことは可能です。

具体的には海外のニュースサイトやコラムなどを読んで勉強したり
一日中英語が流れるラジオを聞くとか、
教会のボランティアなどで運営される英会話サークルに通うとか
そういった無料で学べる方法もたくさんあります。

なんだ、だったら同じ英語なんだから、タダで出来る方がいいじゃない

あなたはそう思うかもしれません。

なるほど確かに無料で英語を学べば、今あるお金は減らさずにすみます。


無料と引き換えのコストは、大人には高くつく

しかし実は、全くの無料であるということは大抵の場合、
他の何かを消費することになるのです。

そして今回のような場合、あなたが消費することになるのは「時間と手間」です。

私は中学生のころから独学で英語をやってきました。

当時はそれこそ教材が買えるようなお金はなかった代わりに
生活の面倒は両親が見てくれる年頃ですから、時間だけはたっぷりありました。

その時間をたっぷりどっぷり、英語にあてていました。

それも周りの友達がちょっと引くくらい、
どっぷりと英語に浸かっていました。

親戚の叔父が、
ひたすら洋楽の歌詞をノートに書き写して喜んでいる私を見てある時、
「そんなことばかりして将来何になるの?もっと違うことに時間を使ったら・・・」
と言ったほどです(笑)。

無料で学べる方法でも、このくらい徹底してやると
どうにか一定の結果は得られるもので、
そんなことばかりしているうちに、海外一人旅や留学、ネイティブの友達が出来たり
海外の仕事をする夫とめぐりあったりと、そういうことがありました。

でもこんなことを大人になった今、もし一からやれるかと言われたら
私もとても出来ません。

仕事も家事もありますし、夜はお酒も飲みたいですし(笑)
もうとてもあの頃のようなパワーは出てこないんですね。

そのくらい、無料で何かを成し遂げるというのは
時間と労力、そして情熱が必要なものだと思います。


教材を買うとは、仕組みを買うこと

そこでその「時間と労力」を自分の代わりに引き受けてくれるのが
教材ということになります。

教材はあなたに無駄な手間はかけさせません。

今やろうかな、と思い立ったときに、
いつでも準備万端でスタートできるようになっています。

教材はあなたに余分な学習時間をとらせません。

最近の流行(?)は「1日20分だけ」ということのようです。
リスニングでもスピーキングでも、1日20分だけ、という教材が多いですね。
長々と学習しなくてもすむような工夫がされたものが多いです。

教材はあなたが飽きないように気を使ってくれます。

聞き流し、通勤・通学時の電車内でも出来る、ゲーム感覚で楽しく出来る、など
英語学習で一番難しい「継続すること」が
手軽に、負担なくできるように工夫されたものが多いです。

つまり教材を購入するということは、裏をかえせば
本来なら学習方法や学習に適した文章、音声など
何もかもを試行錯誤しながら、自力で用意するべきものが
専門家によって効率的でやりやすく、手間を最小限に省いた形でデザインされ、
届いたらすぐに出来る
ようになっている、
そういう仕組みを購入するということです。

ですから、あとはあなたが「情熱=やる気」をプラスすることで
教材はポテンシャルを発揮し始めるというわけです。

なので「買ったけどやめちゃった」は一番もったいないです。

それでは一番貴重な資産である「時間」が浪費されるばかりですし
良くできた仕組みも使わなかったら、あなたの英語も伸びないままです。

せっかく時間と労力を買ったのなら、
せめて自分が納得いくまでは続けないとソンですよね。

・英語教材の代金は「教材代」ではありません
・自分の「やる気」に自信が持てないあなたへ

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