英語学習者の間で評判が高かったり、自分で使って良かったもの、人気のある英語学習本を、目的別でご紹介します。
英文法
総合英語Forest
中学から高校初級程度の英文法が網羅されており、英語的な思考法が、図やイラストで分かりやすく説明されています。「詰め込み・暗記」の英文法ではなく「理解して使いこなす」英文法を身につけられるよう、設計されていると思います。
English Grammar in Use
説明までが英文なので、少し敷居が高いような印象もありますが、長く愛用するならば、個人的に一押しの一冊です。2cmほどの厚みがあり、文法の説明と練習問題がついています。全てをやり通すには気合が必要ですが、それだけにかなりの実力を養えるはずです。
話すための英文法 Step7
このシリーズはレベル別で分かれており、Step7は仕上げの最終章になります。勉強っぽくなく英文法を勉強したい人たちに人気で、とっつきやすい内容です。著者の市橋氏は米語のスペシャリストなので、特にアメリカの口語英語を勉強したい方にはおすすめです。
単語力強化
The Oxford Picture Dictionary
ピクチャーディクショナリーは、絵本のように絵で英単語が表現されているもので、特に初心者の方におすすめです。中でもこのOxfordのものは、収録数も約3700語のボリュームがあるので、初級~中級の方まで幅広く単語力をつけたい方にぴったりです。
究極の英単語SVL(1)
初級の3000語
これはアルクが長年蓄積してきた英語のデータから、英語を学ぶ日本人にとって、特に有用性と使用頻度の高い3000語を厳選して収録してある英単語集です。中でもこの本は初級編にあたるので、学力試験や資格取得を目指す人の基礎作りに役立つと思います。
DUO 3.0
DUOは英語学習者の間では有名な単語本です。その理由は何と言っても、添えられた例文が短くて覚えやすく、日常会話に使えるフレーズも豊富な点だと思います。最初に最後まで目を通して、わからない単語をマークしながら、繰り返しやりこむのがおすすめです。
リスニング
リスニングのお医者さん
これは日本人が英語を聞き取りにくい、8つの弱点に注目して、その克服法が説明されている本です。実用的で必要なところだけを重点的に学習する方式で、この本に従って3ヶ月くらいしっかりリスニング訓練をすると、かなり効果を実感できるという一冊。
映画英語のリスニング
英語の日常会話を聞き取りにくくさせている、英語の音変化についての訓練ができるユニークな一冊。音変化とは、例えば”can’t”が「カン(tを発音しない)」、”get to”が「ゲットゥ」など、単語の組み合わせにより変化する音のことで、この本のトレーニング法でかなり会話が聞きやすくなったという声も。
AFN最強の生英語リスニング
アメリカのラジオの「お知らせ」を題材に、日常会話のリスニング力をつけようという面白い本ですが、内容は実際にAFNで放送された「お知らせ」という本格派。英語学習向けの調整なし・容赦なしのリアル・イングリッシュに挑戦したい方には、期待を裏切らない内容だと思います。
発音・スピーキング
英語の発音
パーフェクト学習辞典
CDが3枚付属していて、練習問題すべてが収録されています。母音26個と子音24個も分かりやすくまとめられているので、発音の全体像をつかみながらの練習が可能です。また「辞典」の名の通り、引っかかる発音がある時にはすぐに調べられる点が優れています。
英語の発音が良くなる本
日本語とは根本的に異なる英語の発音を、写真や付属のDVDで視覚的に学ぶ工夫がされている一冊です。一から英語を始める人にも良いですが、特に自分の発音が頭では違うと分かっていても、思うとおりの発音ができない・・・という方には役立つ内容だと思います。
どんどん話すための
瞬間英作文トレーニング
瞬間英作文とは「言いたいことを英語でパッと表現する」という意味で、日常会話で言いたいことを、簡単な英作文で表現するためのトレーニング法です。英作文に必要な知識はあるはずなのに、実際の会話では言葉に詰まる・・・そういう悩みが解消されそうな一冊です。
リーディング
英文解釈教室
駿台予備校の元講師による、本格派のリーディング教本で、英語の資格試験対策にも適した一冊だと思います。けっして手軽な内容とは言えませんが、やり終えた暁には、かなり難易度の高い英文も読みこなせるようになるとの定評があります。細部まで正確に英文を理解したい人には必読の本と言えそうです。
英語リーディング教本
こちらも非常に真面目な一冊。同じく予備校講師講師だった著者が、英語の苦手な人にも理解できるよう、工夫を凝らした英文読解法が披露されています。TOEIC、TOEFL、大学入試、英検などの試験対策はもとより、英語雑誌や英字新聞をスラスラと読めるようになりたい方にもおすすめの一冊です。
ライティング
The Elements of Style
「英文を書く人なら誰でも知っている」と言われるほどの、英文ライティングの古典。欧米の大学や日本の大学でもライティング教材として使われるほどの名著ながら、ボリュームはペーパーバックで約100ページとライト級。ライティングに必要なことだけがギュっと凝縮されています。
ドラゴン・イングリッシュ
基本英文100
「鬼」だったり「龍」だったりと忙しい(右参照)竹岡広信氏の著書で、アマゾンでの評価が高い一冊です。「英作文に必要な技法を100文に凝縮した例文集」ということで、試験対策というより、ビジネスや日常生活で、手っ取り早く英作文をする必要がある人には、こちらの方が向いているかもしれません。
英作文が面白いほど
書ける本
「英作文の鬼」と呼ばれる著者・竹岡広信によって、大学入試の答案としても成立するような知的な英文から、ネイティブとの活きた英文までをカバーするという意図で作られた一冊です。この中に出てくる“60の原則”と“67の頻出表現”を覚えるだけでも、英語力向上に役立ちそうです。
理由は単純明快!「少ないコストでしっかり楽しく学べるから」。
私自身の経験(高機能でビックリ)をびっしり書いていますので、良かったら読んでみてください。
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