英文法を勉強しましょう、と言われると
「えーっ、文法は苦手だなあ・・・」という気分になりませんか?
私はなります(笑)。
しかし実は文法というのは、語学の基礎。
単語と単語をつなぎ、意味を成す「言葉」たらしめているのは
「文法」という名の共通ルールなのです。
私のイメージでは、文法とは「交通ルール」です。
知らなくても、車の運転方法が分かれば道を走ることは出来るでしょう。
ただし、外に人や車が居ないとき、
または相手の方が自分の無法な運転を大目に見てくれて、気をつけてくれればの話です。
もしそのまま交通ルールを知らず、無法な運転を続けていれば
いつか必ず事故に遭うときが来ます。
これを文法お構いなしの英語に当てはめてみましょう。
単語をぶっきらぼうにつなげた言葉でも、
相手の方に片言の言葉に対する親切心があり
何とかこちらの言いたいことを推測してくれようとする余裕があれば
どうにか会話は成立するかもしれません。
そういう親切な人たちとだけ会話をしていれば
あまり困ること、車の運転で言えば事故を起こす可能性は低いでしょう。
しかし世の中には忙しい人、余裕のない人も大勢います。
むしろそういう人の方が大多数かもしれません。
そこで文法お構いなしの言葉をぶつけたらどうなるでしょうか。
何度か聞き返された挙句に無視される程度ならまだマシで
下手をすると誤解からトラブルにも発展しかねません。
自分でも想定外の大事故が起きるわけです。
ですから文法とは、英語社会を快適に、安全に走行するために身につけるべき
交通ルールのようなものだと思うのです。
交通ルールはそんなに難しくない
「やっぱり文法は必須・・・でも難しそうだなあ」ここまで読んでくださった方は、そう感じるかもしれません。
しかし文法は交通ルールのようなもの。
実は安全運転のために必要な文法は、そんなに難しくはありません。
実際に車の免許の学科試験だって、ほとんどの人が合格できていますよね。
私たちに最低限必要な文法にしても
実は中学の授業で習った内容でほぼ足りるとされています。
中学生レベルの文法をしっかり自分の物にできれば
ビジネスの場でも充分に使える英語力を養えるのです。
ここで「中学レベルの文法ならとっくに勉強したよ」と声が聞こえてきそうですが
あなたは本当に、中学レベルの文法を理解していますか?
試しに「彼はリンゴが好きです」を英語にしてみてください。
・・・できましたか?
▼では正解を見てみましょう▼
正解:He likes apples.
ちなみにこの質問で多い答えは
・He likes an apple.
もしくは
・He likes apple.
です。
では次に疑問形も試してみましょう。
「彼女は親切ですか?」を英語にしてみてください。
・・・できましたか?
▼では正解を見てみましょう▼
正解:Is she kind?
ちなみにこの質問で多い答えは
・Does she kind?
です。
どうでしたか?
これらは全て中学の授業で初期に勉強している英文法なのですが
実は一流大学を卒業した人でも、正しく答えられる人は少ないのです。
つまり中学レベルの英文法といえども、
きちんと身につけて使える人は少ないということです。
英文法の具体的な学習方法
では今からもう一度、文法をおさらいするにはどんな方法があるかと言いますと、やはり一番は書籍ということになります。
特に「総合英語Forest」は、字も大きめでイラストがふんだんに使われていて
初級~上級の人まで分かりやすいと定評のある名著です。
本来は高校生向けの英文法の参考書なのですが
社会人のTOEIC対策用としても、評価の高い一冊で
これをしっかり読み込んで、自分の物にできれば
文法に関してはほぼOKといえるレベルになれると思います。
そしてもう一つは、あまり初心者の方向けではないかもしれませんが
1冊持っておくとほぼ一生、これで事足りると言える世界的に有名な文法書。
「English Grammar in Use」です。
私はこれをメインに使っています。
文法の説明も全て英語で書かれていますので
初心者向けではないかもしれませんが、
英語がネイティブの専門家が、非ネイティブの英語学習者向けに作った本なので
個人的には全幅の信頼を置ける、英文法のバイブルのような本だと思っています。
また説明も英文も、分かりやすい優しい英語で書かれているので
文法と同時に英文を読みこなす練習もしたいという意欲があるなら、
初めから「English Grammar in Use」でも良いと思います。
またもし初めから分厚い本は苦手、という方には
NHKで出している「ハートで感じる英文法」はどうでしょうか。
これは、感覚で英文法を理解しようという試みで作られた本で
勉強臭い匂いは一切なく、
読み物を読んでいくうちに「a」と「the」の使い分けや、「to」と「for」の違いなど
私たちが迷いがちな文法の基礎が身につくようになっています。
ただ扱っている文法が、やはりこれだけでは少ないので
だんだんと慣れてきたら「総合英語Forest」や「English Grammar in Use」に
ステップアップしていくと良いと思います。
今まで紹介した方法は、全て書籍で自分で勉強する方法でしたが
もしかしたら、やっぱり独学では勉強がすすまないという
初心者の方もおられるかもしれません。
そういう方には、書籍よりは多少お金がかかりますが
「分かる! 解ける! 英文法!」という通信講座もおすすめです。
もとはTOEIC対策のために作られた講座のようですが
それは文法を学んだ先の目的がそれぞれ違うだけで
先生について文法を勉強したい人であれば、誰でも利用できます。
この講座の最大のメリットは、
マンツーマンで文法の先生がついてくれる
という点です。
いつでも自分が分からないところを先生に質問できるので
分からない箇所でつまずいたまま挫折するということがありません。
英文法というのは一度マスターしてしまえば、
一生変わることのない「交通ルール」のようなものなので
多少お金をかけても、専門の先生にマンツーマンで習うことは
長い目で見ると非常に価値のある自己投資になると思います。
以上、英文法の重要さと様々な勉強法を紹介しました。
世界には色々な英語を話す人がいます。
そして確かにブロークンでも、通じることは通じるでしょう。
でもせっかくこれから英語を身につけようと決心されたのなら
どうせならマナーのよい、人から好感をもたれる英語の方が
相手にとっても気持ちが良いでしょうし、何より自分のためにもなるはずです。
英文法という名の交通ルールをしっかり自分のものにして
安全に、快適に英語社会に旅立ちましょう!
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