BBCを英語で読む「長くお腹を満たしてくれる食べ物って？」（８）

先日から「Do some foods fill you up for longer? -「長くお腹を満たしてくれる食べ物って？」を読んでいます。

The loophole here is how our appetite can be influenced psychologically, which has interested researchers for decades.
ここで抜け穴となるのが、食欲がどのような心理的影響を受けるかということで、これは何十年にもわたって研究者の関心を集めてきた。

A paper from 1987 explained that seeing and smelling food sends signals to the body to prepare to digest it.
1987年の論文では、食べ物を見たり匂いをかいだりすることで、体に消化の準備をさせる信号が送られると説明されている。

Food will have the biggest effect on appetite when we expect it to satiate us, the paper states.
食べ物が食欲に最も大きな影響を与えるのは、それで満腹が期待出来る時、と論文にはある。

satiate「十分に満足させる、飽き飽きさせる」。

Hunger is driven by beliefs, expectation and memory, says Cornil, mostly by how well you remember what you’ve eaten.
空腹感は、信念、期待、記憶によってもたらされ、そのほとんどは、食べた物をどれだけよく覚えているかによる、とコーニル氏。

This means that we eat less following what we perceive to be a bigger meal than if we believe we’ve eaten a smaller one.
つまり食事量が少ないと感じた時よりも、たくさん食べたと感じた時のほうが、食べる量は少なくなるのだ。

One study found that labelling a meal as “filling” has been found to influence us to eat less compared to when the same meal is labelled “light”.
ある研究によると、食事を「腹持ちがよい」と表示すると、同じ物を「軽い」と表示した場合よりも、食べる量が少なくなることが分かっている。

Your weekly shop might contain foods that promise to fill you up for longer,
毎週の買い物で、より長時間お腹が満たされる食品はあるかもしれない、

but it seems there’s only one way to work with your body’s evolutionary processes:
だが体の進化プロセスに働きかける方法は一つしかなさそうだ、

eat a balanced diet filled with all the nutrients and water you need.
それは、必要な栄養素と水分をすべて含んだバランスのよい食事をすること。

While you can’t cheat nature and stave off hunger for long, you can try to avoid craving those extra calories required to make up any nutrient deficiencies.
自然をごまかして空腹を長く我慢することは出来ないが、不足した栄養を補うために余分なカロリーを摂らないようにすることは可能だ。

- 完 -


つまり、腹持ちの良い「長時間満腹でいられる」食事とは、様々な栄養素を含んだバランスの良い食事であると。

お腹を満たすためには、同じような物をたくさん食べるより、上記の方が効果的ということみたいです。

味噌汁と小鉢がつくような定食などは、その意味ではかなり優秀な食事ですよね。

品数が多く「見える」視覚効果も大切らしいので、早速我が家でも取り入れてみたいなと思いました。

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