UDA式発音Proは、コスパNo.1の英語発音教材かも

発音のトレーニングというと、
舌の動きが分かる頭部の断面図や、口元のアップ、
まぎらわしい単語（linkとrinkなど）のリスニングなど、色々な教材が出ています。

しかし今のところ、コスパに関してはこれが一番かも！と思うものに出会いました。

それが「UDA式発音Pro」です。

この会社はもともと「UDA式30音トレーニング」という
有名な教材を作っているところで
「UDA式30音トレーニング」も、英語の発音矯正に効果が高いと評判なのですが
今回の「UDA式発音Pro」は、ＤＶＤで発音を勉強する30音トレーニングに
発音チェック機能がついたパソコン用ソフトです。

まずはソフトの中身を見てみましょう。

レッスンは子音と母音（１レッスン20分）で大まかに分かれていて
体験版では、母音のレッスンを試すことができます。

フォニックスに添った内容のレッスンがズラリと並んでいます。

そしてこれは「a（ェア・ア）」の音のレッスンで
女性の動画で口元の動きが示され、文章でも具体的な発音方法が表示されますので
まずはじっくりと聞いて、自分の中にa音のイメージを刻み込んでから、
発音の練習に入ります。

次はa音を含む単語の発音練習です。

ここでいよいよ、高性能の音声認識プログラムを使った
発音チェックが登場します！

まずはお手本を聞いてから「録音開始」ボタンを押して、発音します。

するとお手本の波形と自分の発音の波形が表示され、
このように判定が出されます。

自分の声は毎回自動的に録音され、お手本と聞き比べが出来るので
波形と合わせてチェックすることで
ズレているところ、直すべきポイントが把握しやすい工夫がされています。

あなたの発音をコンピューターが診断！
通じない・聞こえないを解決する、日本人のための英語発音ソフト「UDA式発音Pro」>>

発音チェックは単語だけでなく、文章でも出来る！

そしてこの「UDA式発音Pro」の素晴らしいところは
フォニックスと単語だけではなく、もう一歩すすんで
同じ音を含む文章の発音レッスンも出来るという点です。

このようにa音を含んだ文章を、先ほどと同じようにお手本を聞いたあと
発音していくという流れになるんですが、
この文章の発音チェックが素晴らしいです！

私はかれこれ１時間以上、夢中でハマりました（笑）。

機械的な判定なので、人が見てくれるときのような遠慮や容赦がなく

・英語として認識できません
・日本人的な発音です
・通じるだろうけど、もっと頑張れ

などとビシバシ言ってくれます（笑）。

私の夫もこれに挑戦したんですが、一度も

・素晴らしい発音です！

が出ず、ムキーッ！！！となってうちの猫に文句を言ったあと、
しばらく落ち込んでいました（笑）。

夫だけではなく私もなかなかＯＫをもらえず、
何回もハマってようやく・・・。

また発音チェックのたびに、英文が黒・赤・青に色分けされるのですが
これは

黒：正しい発音
青：日本人ぽかった（修正すべし）
赤：今の英語なの？（修正すべし）

という意味で、どこが合っていなかったかが
すぐに分かるようになっています。

加えて英文の上にある赤い線は、イントネーションの起伏を示しています。
これもお手本と自分の違いが一目瞭然なので、発音修正の参考になりますね。

どうも私の場合、h、f などの
空気を漏らしつつ発音する音が苦手みたいです。

ムキになって何十回もトライしてしまいました（笑）。

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時間制限つきの単語リスニング練習もついている

さて発音チェックだけでもかなりの優れものですが、
「UDA式発音Pro」にはさらに、
聞き間違いやすい単語のリスニングチェックもついています。

これは前に体験した「YouCanSpeak-α」の内容ととても似ています。
だったらやっぱり、こっちがいいなと思いました。

というのも価格的に「YouCanSpeak-α」は６万円台、
この「UDA式発音Pro」は８千円台ですから、
同じようなレッスンが出来るのならば、
これはもう迷わず「UDA式発音Pro」に軍配が上がります。

加えて「YouCanSpeak-α」にも
ネイティブの先生による発音チェックがありますが、
このソフトほど厳しく遠慮なく言ってくれるかどうかは分かりません。

ここは自分自身のために、
機械だからこその率直さ、遠慮のなさを選択して
徹底的に鍛えたくなってきます。

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UDA式発音Proの音声認識プログラム、精度はいかに？

ただ、機械的な判断となると
音声認識プログラムの精度が気になってきますよね。

最初にヘッドセットの正しい設定法が出てきますので
まず音量レベルはきちんと設定するように心がけてください。

この音量が大きすぎたり、小さすぎたりすると

・今の英語なの？

と言われてしまいます。

自分が発音しているときに、画面に音量レベルが出ますので
ご自分の声の大きさに合わせて、ボリュームを調整することがまず第一です。

おそらく男性は女性に比べて声が大きめなので
男性が使うときと、女性が使うときでは
設定ボリュームを変える必要があると思います。

私の印象では、そこをきちんと設定しさえすれば
結構正確に音を判断してくれていると感じました。

でもせっかくなので、ちょっとした精度の実験をしてみました。


１：hatをカタカナ発音で「hatto」

２：お手本を真似て発音

まずすぐに分かるのは、１は波形がお手本とはかなりズレているということです。
これではペケをもらうのも仕方がありませんよね。

そして２は、波形のズレが少なく
音の強弱も10％くらいは似ているかなという感じです。

ということは、もっと正確な発音を目指すなら
音の強弱に気をつけて練習すればいいんだな、と分かりますよね。

どういうメカニズムで発音を判定しているかは分かりませんが
このくらいしっかりと音が分析されていれば
個人が家で使う分には十分かなと思います。

多少は使う機材の性能にも左右されるのかもしれませんが
（私のは1000円くらいのヘッドセットです）
心配な場合は、ヘッドセットが付属したバージョンも用意されています。

ヘッドセットを入れても１万円を切る価格帯で、
こんなに優れもののソフトがあるとは知りませんでした。

発音に磨きをかける方法を探しておられる方には
個人的にかなりおすすめなソフトです。

発音は、誰かにマンツーマンで習うというのも一つの方法ですが
どうしても恥ずかしいとか、忙しくてレッスンの時間を取れないとか、
難しい場合もあるかと思います。

また先生に習う場合、本当に遠慮なしにビシバシやってくれるかどうか・・・
あまりキツく言えない先生もいるのでは？と思うんですよね。

現にうちの夫もこのソフトに、
発音がなっとらん！と言われて、落ち込んだわけですが（笑）
出来てない部分をはっきりと自覚するからこそ伸びるのが
英語の発音ではないかなと思います。

とにかく今まで見てきた英語教材の中で、価格に比した内容の充実度では
この「UDA式発音Pro」がダントツのNo.1ではないかと思います。

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UDA式発音Pro のまとめ

１万円を切る価格で発音チェック機能が使える点は、何と言ってもコスパの良さピカ一だと思います。

発音の習得法としては「ネイティブスピーク」と同じく「見て聞いて真似る系」で、子音の説明では口内のイラストが使われています。
イラストなので「ネイティブスピーク」のような動きはありませんが、発音チェックで自分の発音の良し悪しを判定できる仕組みになっています。

私もいま発音の練習をしていますが、やはり日本人にとって難しいのは子音の発音なんですよね。
「発音Pro」は子音の説明がイラストと音なので、自分にとってその点がどうかというのがポイントになるかと思います。

いま私の使っている「発音の３ステップ」では、子音の説明はジェームスの口元の動きと独自の発音記号を見ながら、口の形や舌、呼吸の仕方を言葉で具体的に説明されるというもので、それと比べると「発音Pro」の方は少し簡略な説明かなと思います。