咲きかけてしぼんだ恋の話

留学生とだからと言って、勉強ばかりではなく
それなりに私生活もエンジョイし、
現地で恋人を作る人もたくさんいます。

中にはそのまま 国際結婚して、
その国に住み続ける人もおります。

私の行っていた語学学校でも、
恋人のいる人がクラスに何人かおりました。

全ての人の恋愛事情は知りませんが
３～４割くらいの人には、デートをする相手がいたように思います。

意外に（？）日本勢も健闘していて
私を含めて５人ほどの日本人生徒のうち、
３人にはデートのお相手がおりました。

そして一応、その３人の中に私も含まれておりました。

しかもお相手のＪ君とは
ロンドンに来てから１週間ほどの間に知り合っていたという
あり得ないようなスピード展開でした。

出会ったのは、Bayswaterで泊まっていたホテルに
併設されていたパブでした。

結構ひんぱんにバンドの演奏があったので
このホテルに泊まっている時は
一人でよく聞きに行っていたのです。

Ｊ君はBayswaterに友人たち４人でフラットシェアをしており
よくここのパブに来ていたようで、
カウンターで隣り合ったのをきっかけに
言葉を交わすようになりました。

そのうち、２人でハイドパークを歩いたり、
カムデンの古着屋に行ったりと
デートらしきことをするようになったのです。

ハイドパークの噴水（wikipediaより引用）

そして私がRichmondに移ったあと、
ある週末に、Ｊ君がRichmondに来たいというので
昼ごろ駅前で待ち合わせをし
Richmondの繁華街をブラブラしたあと
私の部屋でお茶でも飲もうという話になりました。

玄関先で、Mrs.MにもＪ君を紹介し
私の部屋で１時間ほどお茶を飲んで過ごしたあと、
「またね」と言って、普段どおりＪ君は帰っていきました。

それで、それっきり、Ｊ君とは会わなくなってしまいました。

・・・何でかは未だに分かりません^^;

電話をしてもいつもＪ君の友人に留守だと言われてしまうし
メールをしても返事が来なくなってしまったのです。

もしかしてＪ君は目が悪くて
これまで私の顔がはっきり見えてなかったのかな（^^;）とか、
言葉が不自由なせいで、何か失礼なことを言ったのかな、とか
色々考えてみましたが、
もしかしたら、私の住んでいるところが
下宿とは思ってなかったのかもしれませんね。

ましてや、上品なおばあちゃまに挨拶までさせられたら
何もデキないじゃないか、ということだったのか？
今思い返したら、そんな気がしてきました（笑）。