少し前のテレビ番組で、日本人の若い男性が両親の反対を押し切って
単身ドバイに飛び出し、現地でも人気のベーカリーでリーダーとして頑張っているという
ドキュメンタリー(読売テレビの「グっと!地球便」)を見ました。
このストーリーを見ていて、時代が進化したなあと感じたのは
彼がネットの求人募集で、日本からいきなりドバイのベーカリーに職を得たという点で
私が気まぐれにチャレンジしたころは、まずは英文レジュメを国際郵便で郵送でしたから
今は随分と便利な時代になったなあと思います。
この男性は前田さんという方で、以前は日本のベーカリーで働いていたそうですが
日本での前途に限界を感じて、ドバイに渡ったとのことで
今のところ、その選択は大成功のように見えました。
前田さんは原料を全て日本から輸入して、
今までドバイにはなかった日本の製法にこだわったパンを作り、それが駐在員はもちろん
現地の人々にも高評価を得ているそうで、日本で覚えたノウハウを
一緒に働くスタッフに教える役割も任されていました。
中東のドバイはアラビア語圏ではありますが、外国人が多い手前、英語も広く浸透している国で
そんな点も、前田さんに渡航を決意させた理由の一つなのかなと思いました。
ほとんど英語を勉強せずに来たという前田さんは多少苦労されている様子でしたが、
仕事場で必要な英単語を覚えながら、頑張っておられるようです。
また驚くのがドバイならではと思える前田さんの待遇で、所得税や住民税はゼロ、
3LDKくらいの綺麗なマンションに一人暮らしで、家賃と光熱費はオーナーの持ち物件のためタダ、
税金と家賃光熱費の負担がない分、同額(確かひと月20万円未満)を日本でもらうより、
余裕が感じられるだろうと思います。
ただ、ここまで聞くとドバイへの海外就職は良いことだらけに見えますが、
ちょっと調べてみたところ、ベーカリーに限らず
例え自分の腕で人気店を作り上げたとしても、
ドバイで外国人がビジネスのオーナーなることは難しく、
基本はドバイ国籍のオーナーに雇われる形で働くことになり
オーナーには豊かな人が多い分、繁盛店でも気まぐれで店を閉めてしまうなど
かの地ならではのリスクもあるようです。
ですからドバイのような国で働くとすれば、若いうちに経験値と貯蓄をそこで築き上げて
それを元手に別の場所で自分のビジネスを始めるというのが一つの方法かもしれません。
興味のある方は、ドバイのYAMANOTE(ベーカリー)のサイトをチェックしてみてはどうでしょうか。
もしかしたらタイミング次第でスタッフ募集の告知など、あるかもしれませんね。
理由は単純明快!「少ないコストでしっかり楽しく学べるから」。
私自身の経験(高機能でビックリ)をびっしり書いていますので、良かったら読んでみてください。
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