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日本とオランダの会社が作った「ほんやくコンニャク」、それがポケトーク

ロゼッタストーンでお馴染みのソースネクストの、翻訳機を超えた通訳機「ポケトーク」は、世界74言語を双方向で瞬時に翻訳できるデバイスで、同社がオランダのTravis社と共同開発した製品です。


まるでドラえもんの「ほんやくコンニャク」のような(笑)、ある意味、夢の機械とも言えそうですが、従来からある翻訳機、またはスマホの翻訳アプリと何が違うのか?

その辺を詳しく見ていこうと思います。


1.クラウドデータを活用した精度の高い翻訳機能

従来型の翻訳機は、端末内に言語データが入っており、その範囲での翻訳をするというものでした。

しかし言語とは、次々に新しい使い方や言葉が生まれてきますので、古い翻訳機では対応出来なくなる文章も出てきます。

例えばキャッシュレス化の時代が来ました、東京で2020年にオリンピックがあります、こういった情報が内臓されていなければ、翻訳機には対応出来ません。

車内据え置き型のカーナビでも同じことがありますよね。

買った時点での最新の地図情報は内臓データとして入っているけれど、何年かたったらアップデート用の地図データを買ってインストールするか、古い情報のまま使うしかありません。

「ポケトーク」の場合、翻訳に使うデータはクラウド内の翻訳エンジンで、常に最適な言葉がアップデートされるため、何年使っても出てくる情報が古いままということがないのです。

これは今までのデバイスにはなかった大きな利点だと思います。



2.クラウドAIによる翻訳なので、多くのスマホ翻訳アプリより精度が高い

「ポケトーク」は個人はもちろん各種交通機関やレストラン等の接客業、病院や弁護士事務所でも使われ始めています。


これは、これまでの翻訳機やスマホアプリでは難しかった専門用語が入った会話も高い精度で翻訳できるためで、身近なところでは外国人の来院が多い歯科医院でも使われています。

スマホアプリでも、数百円から使える翻訳アプリはたくさんありますが、鉄道会社や歯科医院で使われる言葉を、しっかり翻訳できるものは中々無いと思います。

通常のアプリのように、ウェブ上の単語翻訳を繋いで表示するものとは、まるでレベルが違う、「ポケトーク」は本当に頼りになる精度を実現させています。



3.Wi-Fi環境が必要ない

スマホの翻訳アプリの利用には、どこであってもWi-Fiが必須となりますが、通信事情の異なる海外に出た場合、このWi-Fi設定が難しい場合もあります。

「ポケトーク」には専用SIMがあらかじめ内臓されているため、Wi-Fi環境が必要なしで、世界100か国以上で電源さえ入れればすぐに使えるので、ややこしい設定は必要ありません。

更にこの専用SIMは購入から2年間は、つなぎ放題で、いくら使っても通信費の追加はないので、手に入れたら2年間は、いつでもどこでも優れた翻訳機能が使い放題になります。

3年目からは、1年間5,000円で同機能を使い続けられる仕組みなので、ランニングコストとしては

・購入から2年間は0円
・3年目からは年額5,000円

ということになります。


POCKETALK(ポケトーク)


4.74言語対応なので、ビジネスの幅も広がる

先ほどの3年目からは年額コストが5,000円という話、これは、はっきり言ってかなり激安だと思います。

24時間いつでも対応可能で、74言語が出来る、さらに医療や法律英語もこなせるレベルの自分専用の通訳を雇うと考えた場合、年俸5,000円では誰も来てくれません(笑)。

「ポケトーク」は、そんな専門的な仕事をただ充電さえしてくれれば、最長7時間ぶっ続けで休憩も取らず、黙って引き受けてくれるわけです。

いやあこれは・・・サイマル・アカデミー(通訳養成の名門校)を卒業したスペシャリストとまではいかないまでも、正直通訳のお仕事を何割か減らしてしまうのでは・・・記事を書いていて、ちょっと心配になってきました。


例えば小規模な会社では、これまでは外国語での対応は難しいことも多かったと思いますが「ポケトーク」があれば、イタリア語フランス語、中国語なども対応可能になるので、別途で人材を雇わずに海外展開も視野に入れられます。

個人での使用はもちろんですが、営業ツールとして見ても、かなりコストパフォーマンスは良さそうですよね。

家族経営の宿泊施設や飲食店でも、ポケトークが一つあれば、お客が増やせることもあると思います。

数年前に京都を訪れた際、ある食事処で、そこを切り盛りしていた奥さんが、外国人のお客の対応に苦慮しているのを見ました。

奥さんはもう何言ってるか全然分からない・・・と、本来ならお客さんとして売り上げに貢献してくれたはずの人たちを、ひたすら京都弁でお断りするという感じで、色々他に事情もあったのかもしれませんが、もったいないなあと感じました。

そういうことは、日本中で今もあることだと思いますが、ポケトークを一台準備すれば、早速明日からでも売り上げアップになるんじゃないでしょうか。

もしかしたら、東京オリンピックでも採用される可能性があるんじゃないでしょうか。



5.専用機ならでは!マイクとスピーカーの性能が良い

空港や観光施設など、人が多くてガヤガヤしてい場所では、従来の翻訳機やアプリでは、上手く機能しないことがあったと思います。

どれが翻訳すべき言葉なのか、マイクの性能によってはアプリが判別出来ないといったことが起こりえます。

更に耳の良い若者は良くても、ミドルエイジ以上の大人には、ボリュームが小さすぎて聞こえないということも。

ポケトークはこの点もしっかり考えられていて、ノイズキャンセリング機能の搭載により、騒がしい場所でもこちらの話す言葉をしっかりキャッチ、また相手の言葉を日本語で出力する際も、使う人に合わせたボリューム調節が可能です。



またこの音を拾う性能の良さを利用して、ポケトークを発音チェックデバイスとして使うことも出来ます

特に、英語だけでなく中国語やフランス語など、日本人には発音が難しいとされる言語やアラビア語、アフリカーンス語、ヒンディー語などのマイナー言語の学習にも持ってこいです。


POCKETALK(ポケトーク)


6.一万語の履歴を自動保存、本体からでもブラウザからでも見られる

もう一つポケトークを語学学習に使う際に場合に便利なのが、一万語の履歴保存機能です。

ポケトークから発せられる文章は、もちろん正確なものばかりなので、誰かとやり取りをするだけでなく「これって○○語で何て言うのかな?」と思ったら、自分でポケトークに話してみる。

するとどんな言葉でも正しい文章が出てきますので、あとはそれを暗唱しても良いですし、ノートに書き留めて自分専用の○○語辞典を作るのも良いと思います。



7.これは日本とオランダの会社が作った「ほんやくコンニャク」

例えばコスプレのイベントやコミケなども、最近は外国人の参加が多いと思いますが、その世界に精通した人ならではの会話や用語ってありますよね。

そういうのもマルチな言語で瞬時にやり取りできたら、ものすごく楽しいでしょうし、同じ趣味を通じて外国人の友達もたくさん出来るんじゃないでしょうか。



そんな感じで「ポケトーク」は、ただの通訳機にとどまらず、使い方次第でビジネスの業績アップや気の合う人とのネットワークを広げるなど、今以上に生活を豊かにするツールになりえます。

何語でもドンと来い、どんな国の人ともやり取りが出来る、それって語学をやっている者はもちろん、多くの人の夢なんですよね。

ドラえもんの道具に「ほんやくコンニャク」があるのがその証拠だと思います。

あの頃は、それは確かにマンガの世界にしかない夢で、子供時代の私の夢でした。

その夢が40を過ぎた今、実現されたんですね。

まあこんなに楽に実現されちゃ困っちゃう(笑)という気持ちもないではありませんが、ポケトークを知れば知るほど、これはあの「ほんやくコンニャク」だ、と感じます。

ドラえもんはまだ出てこないし仕様も違うけれど、日本とオランダの会社が作った「ほんやくコンニャク」、それがポケトークじゃないかと、そんな気がします。


POCKETALK(ポケトーク)


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