ホワイトカラー シーズン3 第8話より:

gold standard
黄金律・理想的な基準


FBIのジョーンズの親友・ジミーは、民間武器会社で働くうちに
知ってはならない裏情報に触れたために、口封じで誘拐された可能性が浮上した。

しかしそもそもなぜそんな危険な業界に、ジミーは身を投じたのか、
そのことをジョーンズが彼の妻・イザベルに尋ねると
ジミーは大学時代から、何かにつけて優秀だったジョーンズに
いつもコンプレックスを感じていた、とイザベラが告げるシーンからです。

He’s never stopped comparing himself to you.
彼はいつもあなたと自分を比べていたわ。(イザベラ)

You’re the gold standard.
あなたは彼の目標だもの。(イザベラ)

Me? You know, I work in a van.
俺が?俺なんかヴァンにこもって働いてるんだぜ。(ジョーンズ)

I live under the stairs.
家だって半地下だし。(ジョーンズ)

You’re way too modest.
あなた謙虚すぎるわ。(イザベラ)


gold standard は「信頼できる判断基準、黄金律、目標となる基準」、
modest は「謙遜、謙虚な、つつしみ深い」ということで、
これは「シャーロック」の中にも出てきましたね。

そして under the stairs ですが、字幕では「半地下」と訳されていて
確かにジョーンズの自宅は半地下の設定なのですが、
これにはもう一つ「質素な暮らし、使用人暮らし」という意味があるのでは?
という気がしました。

調べてみたところ、古い言い方で below stairs というのがあり
これには「使用人、つましく暮らす人」という意味があるようで、
もともとはかつての大邸宅の生活様式、
地下には使用人、階上には主人一家が住むというルールから来た表現だそうです。

この場面ではジョーンズはイザベラに「俺だって大したことない」と伝えたいわけで
そこで I live under the stairs.「階下に住んでいる」と言うことは
文字通り、自宅が半地下であることを示すと同時に
もう一つ「しょせん使われの身だよ・大した生活じゃないよ」
という意味も含んでいるのでは、と思った次第です。

ただ調べた限りでは、
under the stairs に below stairs と同じ用法は見当たらなかったので
やっぱり単純に「半地下に住んでいる」というだけの意味かもしれません。

私の英語リスニングの相棒です

nullこの英会話例文コーナーでは、私自身が色々な英語番組を見ながら、役に立ちそうなフレーズ、気に入った英会話例文などをご紹介しています。
主にドラマ、映画、ドキュメンタリーなどから活きたフレーズを拾うよう心がけていますので、教則本にあるような味気ない文章ではなく、本当に今からすぐに使えるフレーズばかりです。

ただしそういった英語番組では通常、英語字幕はありませんので、フレーズは全て私自身の耳で拾っています。

そして、その書き起こしを陰で支えてくれているのが「リスニングパワー」です。

「リスニングパワー」は、従来の会話文を聞いて耳を慣らすという方法ではなく、英語と日本語の周波数に注目し、英語を聞き取りやすい耳を開発するというコンセプトで作られたリスニング教材で、これは英文を暗記して覚えるようなものではなく、日本人が英語を正確に聞き取れない最大の要因である「英語にあって日本語にない音の周波数」を聞き取る訓練をするというものです。
その最大の特徴は2~3週間という短期間でも効果を得やすいことです。
そのためハリウッド進出を果たした多くの日本人俳優・女優さんの間でも、英語力の強化法として「リスニングパワー」が採用されているほどです。

私自身、このコーナーのための書き起こしをする前に、5~10分ほど「リスニングパワー」を聞くようにしていますが、以前より正確に、より早く英文を聞き取れるようになったと思います。

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