ブレイキング・バッド シーズン5 第2話より:

cute as a button
(小さく可憐な様に対して)とても可愛らしい、つぼみのように可愛い


ハンクはガスの右腕、マイクの事情聴取を行っている。

DEAはガスの口座から定期的に大金が振り込まれている人物リストを見つけ出し
その中にマイクの苗字、エルマントラウトの名があった事を追求するシーンからです。

You know, guys that must’ve been getting paid off the books.
あれだよ、非公式で金を受け取ってた奴らがいるだろう。(ハンク)

Anyway, one of the names was Kaylee Ehrmantraut.
とにかく、そのリストの中にケイリー・エルマントラウトの名があった。(ハンク)

Ten years old and just cute as a button.
まだ10歳の、とっても可愛い子だ。(ハンク)

(中略)

Now, my partner here, he took one look at that and said,
で、その名前を見て俺の相棒が言ったんだ(ハンク)

“Shit, man. This fifth-grade girl is the muscle behind Fring’s entire operation!”
「何てこった。ガス・フリングの用心棒は5年生の女の子だぜ!」とな。(ハンク)

(中略)

I said, whoa, whoa. Hey, partner, slow down there.
俺は言ったさ、おいおい相棒、落ち着けよ。(ハンク)

Maybe it was actually her dear old granddaddy.
それってもしかして、実際は彼女のじいちゃんの金なんじゃないか、ってな。(ハンク)


off the books 「記録に記載されていない、非公式の」。

そして cute as a button は「(小さく可憐な様に対して)とても可愛らしい、蕾のように可愛い」、
ということで、今回のような少女やペットなど、
小さくて可憐な対象に対して使われることが多いフレーズです。

button は「ボタン」の他に「つぼみ」という意味もあり、
このイディオムでは、つぼみの意味で用いられています。

ここで指摘されている大金はハンクの読み通り、
マイクが孫娘・ケイリーの進学資金として遺そうとしていたもので
これを見つけられたことは、孫大好きなマイクには痛手なはずですが
それでも口を割らないところに、マイクのプロ根性を感じるシーンでした。

訳あって今は裏街道で生きてはいますが、一本筋が通った男なのが、このマイクです。



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