ブレイキング・バッド シーズン5 第8話より:
complimentary
無料の、敬意を表する
ある日、ウォルターとスカイラーの営む洗車場に
リディアがやってくる。
夫とリディアが知り合いであることを知らないスカイラーが
いつもように朗らかに接客をするシーンからです。
Good morning. Welcome to A-1.
おはようございます。A1にようこそ。(スカイラー)
Just the regular, please.
レギュラー洗車をお願い。(リディア)
Well, we’re having a special on hand wax 21.99,
21.99ドルで人の手で仕上げるコースもありますよ(スカイラー)
if you’re interested in getting rid of those water spots.
もし水滴跡を消したかったらオススメです。(スカイラー)
Just the regular is fine.
レギュラーでいいわ。(リディア)
Okay. Well, there’s complimentary coffee inside while you’re waiting.
分かりました。店内に無料コーヒーを用意してますので、お待ちの間にどうぞ。(スカイラー)
get rid of~ 「~を取り除く、~を消し去る、~を処分する」。
complimentary は「無料の、敬意を表する」という意味で
空港のラウンジやホテルなどで目にすることが多い単語だと思います。
「無料の」というとすぐに思い浮かぶのは free 、
ですが complimentary は、これよりももう少し品のある表現というか、婉曲なイメージです。
これは例えば「安い」を cheap と言うか
それとも inexpensive「低価格の」、reasonable 「妥当な」と言うかにも似ていて
意味するところは大体同じですが、印象は異なりますよね。
そう考えると free は若干 cheap に相当するイメージで
少し直接的すぎて、場合によっては品に欠ける印象があるかもしれません。
また海外のカジノでは complimentary の略語で「コンプ」というのがあり
これはカジノでお金を使ってくれるお客に対するカジノ側の無料サービス一般のことで
使ってくれる金額に応じて、無料のドリンクや食事、人気コンサートなどへの招待、
高級ホテルでの宿泊など、様々なサービスが提供されるようです。
その中でもハイローラー(高額掛け金で遊ぶ人)と呼ばれる人には、
自宅からカジノまで往復送迎やホテルのスイートルームはもちろんのこと、
滞在中の世話を一手に引き受けるコンシェルジュまでついて
ありとあらゆる希望を聞いてくれるそうです。
この辺りの話は「ラスベガス」という海外ドラマにたくさん出てきますので
(ちなみに主演のジョシュ・デュアメルは、ファーギーの旦那さんです)
興味のある方にはオススメです。
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