この方法は、元々海外ドラマが好きで、ドラマを見ながら英会話力・リスニング力がつけば良いな、という気持ちで始めました。
つい先日、CASEC(キャセック)を受験したら、TOEICで840点相当と、これまでより100点アップしていたので、やっぱり効果があったんだ!と嬉しかったので改めてレポートです。
といっても方法は単純で
・海外ドラマを必ず毎日一本以上、英語音声で見る
これだけです。
時間がある時は映画でも良いと思いますが、ドラマの方が話が続くので、前後のストーリーから意味を把握しやすいのと、長くて45分(Hulu、AmazonプライムビデオだとCMが入らないので)で終わるので、日々の生活に取り入れやすいです。
また私の場合、今はなるべく字幕では省略されている意味も聞き取るよう、心がけて観ています。
ご存知の通り、字幕には文字制限があるため、セリフによっては20~30%くらい全容がカットされていたり、全く違う表現に置き換わっていることもあります。
そういう部分もなるべく自分の耳で拾っていくと、より話の理解が深まる事も多くなりました。
英語の海外ドラマでリスニング強化(初級編)
きっと最初のうちは、英語が意味のある言葉に聞こえない、ただの音にしか聞こえません。そういう場合はまず、何か一語でもいいので「これはさっきと同じ音に聞こえる」という単語を見つけるように集中してみて下さい。
one でも go でも get でも、何でも構いません(動詞だと、のちの広がりが得やすいです)。
まず一語、これだけは聞こえるという言葉を探しましょう。
すると今度は、その周辺にくっついている言葉が、少しづつ分かってくる感覚があると思います。
get だけ見つけようと集中していたら、get to とか you get とか、get の周りの単語が違っている事に気づいてきます。
もし get to が聞こえたら、今度は get to the point が聞こえるかもしれません。
get to the point は「核心をつく、はっきり言う」という意味であり、これで一つ、理解できるフレーズが増えます。
このようにして、少しづつで良いので、聞き取れる言葉を増やしていけばOKです。
ここまで出来たら大切なのは、英語でドラマを毎日見続ける、ドラマで英語を聞き続けることです。
毎日欠かさず英語に触れ続けることで、前に聞こえた言葉もしっかり頭と耳に残ったまま、新しい言葉を増やすという積み重ねが出来ていきます。
この最初の時期に見るのをやめてしまうと、また簡単に振り出しに戻ってしまうので、もったいない事にならないよう、毎日見続けましょう。
私の実験ではこの方法は、他の言語でも有効で、WOWOWでやっているフランス語の映画で同じ事を試してみると、映画一本で最低1~2個は、分かる単語が見つかります。
私はフランス語に関しては「ハロー」は「ボンジュール」だろう、くらいしか知らない超初心者で、フランス語で1から10も言えません。
あなたはどうですか?
もし今、英語で1から10が言えるなら、私がフランス語でこの方法をやっている時より、ずっとたくさん聞き取れると思います。
英語の海外ドラマでリスニング強化(中級編)
登場人物のセリフをある程度、聞き取れるようになったら、字幕ではカットされている箇所も聞き取るチャレンジをしてみましょう。私の体感では、英語のドラマ一本につき、20~30%くらいはカットされている言葉があるような気がします。
字幕をつける方はプロなので、それでも話が伝わるように工夫されているわけですが、カットされた部分の英語まで聞き取れるようになると、今度はそのセリフに対応している字幕の見事さに驚かされることも多くなってきます。
超有名なところでは Here’s looking at you, kid(君に乾杯、かわいこちゃん)を「君の瞳に乾杯」というのがありますが、時には英語のセリフ本来とは違う日本語だけども、むしろその方が伝わる、といったセンスある表現が出てきたりします。
英語に関しては、今の私はこれをよくやっており、この方法の良いところは、細かい単語まで徐々に拾えるようになってくる点です。
字幕を見て何となく理解するのも悪くないのですが、それだと分かった気になって聞いているだけ、という場合も考えられます。
そこをもっと意識的に「今日もあますところなく、セリフを全部聞いてやる」という気持ちで見ると、聞き取れる幅が明らかに広がってきます。
何となく聞いていても、そこそこ分かる・・・このレベルに到達したからこそ、もう一度真剣に英語を聞く。
そうすると、もっともっと自分には余力があると実感するでしょうし、更に英語で海外ドラマを見るのが楽しくなってきます。
動画配信ならCMで中断されないから、没頭できる
Dlifeなどでも海外の字幕付きドラマは放映されていますので、それらを録画して見るのも、もちろん良いと思います。ただHuluやAmazonプライムビデオだともっと良いのは、CMによる中断が無い点と、視聴時間が短くて済む点です。
通常のテレビで海外ドラマの放映時間は約1時間、しかし実際のドラマ本編は45分ですので、あとの15分はCMということになります。
もし30分のドラマなら、実際の本編はおよそ20分です。
忙しい毎日の中で、欠かさずやる事が15分短くて済む、というのは、結構大きな利点で、長く続ける上でも、すぐに見られる手軽さと時間短縮は大切なキーポイントです。
その点を現時点で全てクリアしているのが、HuluとAmazonプライムビデオで、Huluには英語字幕つきの作品が多く、Amazonプライムは作品のダウンロードが出来るので、オフラインでいつでも見られるメリットがあります。
Huluで英語ドラマを見る利点
・英語字幕つきの作品が多い
・英語字幕と日本語字幕を視聴中に切り替え可能(英語字幕対応作品の場合)
・10秒巻き戻しで簡単にリプレイ(聞き直し)出来る
Huluの英語字幕つきドラマは、全てのセリフが英文で出て来ますので、初心者の方が音と単語を一致させるのに役立つはずです。
「ゲッ」と聞こえたのは、get だったのか、と確認したり、耳だけでは全く見当もつかない音でも、英文を一緒に見ることで理解が早まると思います。
中級から上級の方にとっては、字幕無し視聴に挑戦する前段階のトレーニングとなります。
いきなり字幕無しで見る場合は、視聴後の答え合わせとして、まだ字幕なしでは難しいという場合は、日本語ではなく英語字幕で見ると、ちょうど良い練習になります。
Amazonプライムで英語ドラマを見る利点
・作品のダウンロードが可能(対応作品の場合)
・料金がダントツに安い
・10秒巻き戻しで簡単にリプレイ(聞き直し)出来る
Amazonプライムは、英語字幕の作品はまだ無いようですが、作品のダウンロードが可能なので、オフラインの環境(飛行機などの乗り物内やキャンプ場、山奥のおじいちゃんの家など)でも、あらかじめスマホなどに入れておけば、どこでも見られるのがありがたいです。
毎日欠かさず、を心がけたいので、オフラインでも見られるのはかなりの利点だと思います。
また基本的に映画もドラマの見放題(一部有料コンテンツあり)、さらにAmazonの配送料無料、月一冊無料で好きな本が読めるなどの会員特典がついて、一年間で3,900円という価格も恐ろしく安いです。
我が家もいま、Amazonプライムの会員になっており「MR.ROBOT」とか「グリム」をよく見ていますが、もはや地上波の放送はいらないと思うくらい、コンテンツが充実しています。
英語でドラマを見るならHulu?Amazonプライム?WOWOW?
どれも私の家で実際に加入して、視聴している立場から、それぞれのサービスについてまとめてみました。Hulu | Amazonプライム | WOWOW | |
月額料金(税別) | 933円 | 3,900円 (年額・税込) |
2,300円 |
無料お試し期間 | 2週間 | 30日間 | 15日間 |
私のリアルな感想 | いま英語字幕ドラマはここにしかない / 日本の番組(特に日テレ系)が豊富 / アニメも充実 / 「ベーリング海の一攫千金」など、ディスカバリー系作品が面白い | 価格破壊すぎて怖い / 珍しい作品も多い(ディーン・フジオカの台湾時代の作品等) / Kindle版書籍を毎月無料で一冊読める(対応デバイスを持っている場合) | テニス、リーガ・エスパニョーラ、ボクシングなどスポーツ番組が豊富 / 映画、ライブ、演劇に強い / 洋楽伝説が面白い / 録画保存できる(ワンオク、氷室のライブetc) |
その他 | 動画本数約2万本と、バラエティが豊富で、英語ドラマ以外も楽しめる | 現在の動画本数は約4000本と少なく、これからに期待 | オンデマンドサービスで、ドラマWの過去の名作、海外ドラマ(非英語圏作品も多い)、ライブ番組もたくさん見られる |
Huluは、私が動画配信サービスに初めて親しんだサービスでもあり、何といっても英語字幕のサービスは、現在のところ、Huluにしか無いと思います。
またアメリカのドラマで「シックス・フィート・アンダー」という、HBOの葬儀社を舞台にした名作があって、これはDVD化が無い作品なんですが、それが唯一見られるのがHuluなんです。
タイトルの「6フィート下」というのは、故人が埋葬される穴の深さ(約180cm)であり、兄妹で経営する葬儀社を舞台に、一話完結型の人間ドラマが続いていきます。
大概、最初に誰かが死ぬ(葬儀がないと話が進まないので・・・)という斬新なオープニングで、そこから故人の人生や隠し事が明らかになって、生きている人たちに影響を及ぼしたり、過去の誤解が解けて和解したりと、毎回考えさせられる内容で面白いです。
、昔山ピーが山崎努とやってたドラマ「最高の人生の終り方 エンディングプランナー」というのがありましたが、アレは恐らく「シックス・フィート・アンダー」が元ネタじゃないかと思います。
Huluで今すぐ視聴!今なら無料視聴実施中!
Amazonプライムは最近入ったばかりですが、めちゃくちゃ安いですよね、心配になるくらい。
もし皆がこのサービスに移ったら、Huluとか、ちょっとまずいかもしれない・・・で、そうなったらガバっと値上げするとか、そんな気もします(笑)。
今は加入者を増やしたいでしょうし、コンテンツにすごく気合が入っているんじゃないでしょうか、「MR.ROBOT」は面白くて、「ブレイキング・バッド」に似た香りを感じます。
今のところ、動画本数ではHuluに遠く及ばず、英語字幕作品もありませんが、そのうち対応してきそうですし、そうなったら最強なのは間違いなさそうです。
30日間の無料お試しあり! Amazonプライム
えーと・・・はっきり言って、英語の海外ドラマ単体で言えば、WOWOWはあまり使えないかもしれません(笑)。
ただ「エージェント・オブ・シールド1、2、3」や「Empire 成功の代償」の一気放送など、「それ見たかった!」という作品を月一回くらいどーんと放送したり、ほかにはジェイミー・オリヴァー、ゴードン・ラムゼイと言った有名シェフのリアリティ番組、プロジェクト・ランウェイ、ワンオクのライブ、氷室京介のLAST GIGS、サマソニ(毎年やっていて、去年のTOKIOも見ました・笑)など、音楽・カルチャー系番組も見ています。
が、何といってもWOWOWはテニスと音楽番組のために入っています。
錦織選手(もしくは大坂なおみ選手もあるかな?)がグランドスラムを優勝する瞬間を、WOWOWで見たいです。
【WOWOW】今すぐ加入で見放題
英語でドラマを見る一番の利点は、とにかく楽しく、続けやすいこと!
上記の通り、現在うちではHulu、Amazonプライム、WOWOWを取り混ぜて観ており、更にクロームキャスト(スマホ、タブレット、PCからコンテンツをテレビ画面に流せる)も入れたので、その気になれば一日中海外ドラマの聞き流しが出来る環境になりました。このような感じで、とにかく簡単にいつでも「英語の」海外ドラマを見られる環境を作り、毎日最低一本は何か見る、というのを続けた結果、先日のCASECでもリスニングが一番上出来で、TOEICスコアに換算するとほぼ100点アップという結果を得ました。
この方法は即効性はなく、時間もかかる(せめて半年くらいは続けて欲しい)代わりに、ストレスはゼロに等しく楽しく苦痛なく、実生活で使える表現が身につく方法だと思います。
理由は単純明快!「少ないコストでしっかり楽しく学べるから」。
私自身の経験(高機能でビックリ)をびっしり書いていますので、良かったら読んでみてください。
下のバナーからどうぞ!