少し前にKindleについている和英辞書機能をご紹介しましたが
今回はそれのWeb版のような「POP辞書」です。

・POP辞書
http://www.popjisyo.com/WebHint/Portal.aspx


辞書を引きながら読みたいページのURLを入れると
単語の上にカーソルを合わせるだけで、
ポップアップ辞書機能
が使えるという素晴らしいサービスです。

では早速、私の好きなTakiという作家のコラムページで試してみます。

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このTaki氏のコラムをPOP辞書にかけると・・・

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こんな感じで単語辞書が使えるようになります。
便利です。

ただ、なぜかものすごく下にPOP辞書が出てきて
画面から見切れてしまうこともあるのですが、
まあ無料ですのでそれもご愛嬌です(^^)

・・・と、思ったら下の方の「初期設定」で
辞書の表示場所を固定
したら、バッチリ見やすい位置になりました。

加えてメモっておきたい単語はダブルクリックすると
単語帳に記録され、内容を携帯へ送信できる機能もあるようです。

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通勤通学の合間などに見直すのに便利ですね。

ちなみに前述のTakiという人は面白い人で
ギリシャの海運業を営むスーパーリッチの家に生まれ
世界中の王族・貴族が知り合いという人物なのですが、
そういうスーパーリッチたちの内情をコラムや本で暴露していて
「金持ちのなかのテロリスト」と呼ばれている人物です。

ブルース・リーと果し合いをするはめになった話、
エリザベス・テイラーをヒルトンの息子と奪い合った話、
イタリアの王族の殺人未遂事件、
リッチな女性たちを軒並み虜にした伝説の外交官プレイボーイの話など、
面白い話をまとめたTakiの「ハイ・ライフ」という本を
かなり昔に読んで以来のファンです。

中でもその「ハイ・ライフ」に収められている“スタイルとはなにか?”という一編は
一度読んで以来、私の心をずっととらえています。

井上一馬さんの訳も秀逸なのだと思いますが、
少し引用してみます。

だれも知らない、が見ればそれとわかるのがスタイルだ。

(中略)

スタイルという言葉は英語の中でもっとも濫用されている言葉である。
だいたい無見識な人間は“ファッショナブル・ピープル”が
スタイルを持っているのだと考えている。

だが、スタイルとはとらえどころのない資質であって、
上流社会の人間やトレンディの大半は本物のスタイルなど
まったくといってよいほど持ち合わせていないのだ。
スタイルは金で買うことはできない。

(中略)

スタイルとは見せかけの反対である。強い信念のことである。
ひっきりなしに葉巻を吸い、痛飲を重ね、
意地の悪いことで有名だったウィンストン・チャーチルは、
本来的には、下品な男だった。
にもかからわず、
その実行力と強い信念が彼を確固としたスタイルの持ち主にしていた。



何だか最後はPOP辞書からずいぶん離れた話になってしまいましたが
こんなTaki氏の近況がすぐに読めるのも、POP辞書のおかげなんですね、
とムリやり繋げることにします(笑)。

この本自体はすでに絶版になっているようですが
Amazonで中古品があるようです。


西欧文化の一端を知る上でも、かなり面白い本だと思います。
興味を持たれた方はチェックしてみてください。


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