ザ・メンタリスト シーズン1 第13話より:
go to such lengths
そこまでする、周到な準備をする
ジェーンは社長室から盗まれた絵の行方を追った結果、
石油で財をなしたロシアン・マフィアのボスにたどり着く。
しかしいつものごとく確かな証拠をつかんでいないため、正式な捜査令状は取れない。
そこでこれまたいつものごとく、リズボンには内緒で
リグズビーとチョウの協力を仰ぎ、ハッタリをかまして
ジェーンは単身マフィアのボスの元へ乗り込んでいく。
巧みな話術で盗まれたモロの絵を隠し場所から持ってこさせ
どうにか奪還しようと試みるのだった。
Could I see it before I leave, The Moro?
おいとまする前に見せてもらっても、そのモロの絵を?(ジェーン)
(中略)
Now I understand why you went to such lengths to get her.
なるほど分かりましたよ、何故あなたがそこまでしてこの絵を欲しがったのか。(ジェーン)
She is beautiful.
素晴らしい名作だ。(ジェーン)
go to such lengths は「そこまでする、周到な準備をする」ということで
ここでは彼が「人を殺してまで絵を奪った」事を指しています。
length には「長さ、期間、距離」という意味がありますので
such lengths 「そのような(長い)距離」、これは途方もない距離を歩んで来たこと、
すなわち(それを実現させるためには)多大な労苦があった、となります。
この lengths を「そこに到達するまでの距離=目的達成までにかかった労苦」と見立てると
go to great lengths
労をいとわない、可能な限りの手を尽くす
というイディオムもすっと頭に入って来るように思います。
great には「非常に大きい、巨大な、ものすごく」という意味がありますので
「どんなにすごい距離があっても行く=労をいとわない」となります。
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